3/31 ドラミニvs亀田リマッチは中止/カード変更して開催:同興行のプライズファイターも延期 | ボクシング・ダイアローグ

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15日、3150FIGHTの亀田興毅ファウンダーが東京・渋谷のABEMAタワーで記者会見を開き、3月31日:名古屋国際会議場イベントホールで開催する「3150FIGHT vol.8」のメインイベント、レラト・ドラミニ(南アフリカ)vs 亀田和毅(TMK)再戦の中止と、同じ興行内に組み込んでいたマッチルーム・ボクシングとの提携イベント「プライズファイター」(ミドル級賞金トーナメント)のキャンセル/延期を発表。

 

当日の興行は、メインを亀田 vs WBCユース・スーパーバンタム級王者 ケビン・ビジャヌエバ(23=メキシコ:22勝15KO4敗3分)のフェザー級10回戦に変更、プライズファイターを除く他のカード(重岡兄弟のダブル世界戦や但馬ミツロのブリッジャー級初戦など)もほぼそのまま変わりなしで開催し、中継については商品が変わってしまったとの理由により、ABEMAでのPPVから無料ライブ配信に変更する、と説明。

 

プライズファイターについては、3150FIGHTと切り離して別に開催されるとしつつ、マッチルームの企画のため自分の方から詳しいことは言えないと明言を避けると共に、延期の理由や今後も亀田プロモーションが関わるのか否かについて等も明らかにせず、会見を終了。

 

なお、プライズファイター1回戦の一つに組み込まれている日本ミドル級タイトルマッチ、国本陸(六島)vs 可兒栄樹(T&T)を3/31の3150興行内で開催するかどうかは、現在マッチルームらと協議中とのこと。

 

スポーツ各紙の報道によると、ドラミニvs亀田リマッチ中止の理由は、亀田プロモーションがこの試合を挑戦者決定戦に承認してもらおうとIBFに要請→ 代理人を通じて内諾を得ていたところが最終的にIBFは 2位 ドラミニvs 3位 アーノルド・ケガイ(ウクライナ)でエリミネーターを認定&指令、これによりケガイ戦を選択したドラミニ側が亀田サイドに出場中止を申し入れて来た、ということらしいですが…
 

当日まで2週間ちょっとのタイミングでのキャンセルだけに、脇も詰めも甘いと感じたのはたぶん誰も一緒の筈。

 

ドラミニとの当初の対戦契約時のIBF1位=指名挑戦者 阿部麗也(KG大和)選手が、今月2日(日本時間3日)米ヴェローナで王者 ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)に挑戦して8ラウンドTKO負け、これにより空位となる1位=次指名挑戦者決定戦の認定を取り付けようと亀田サイドが画策したものの、結果的にIBFが指令を出したのはランキング上位順にドラミニとケガイだったと、どうやらそういう事情みたいですが…

 

ちゃんと対戦契約を締結していたのであれば、ドラミニもそう簡単に亀田をやめてケガイに乗り換えとはいかない筈と思えるだけに、何とも不可解な話。

 

一方、日本ボクシング界の年次イベント「チャンピオン・カーニバル」も兼ねている国本vs可児の方は、素人的には3150のスケジュールのままで開催可能なのでは?という気がするながら、両選手orどちらかが優勝賞金100万ドル(約1億4500万円)のプライズファイター・トーナメントとしての出場にこだわり、ただの3150FIGHT興行なら出ないとなった場合はそう簡単にはいかなくなる訳で… 

 

繰り返しになりますけど、このタイミングで何とも文字どおりのドタバタ劇状態だな~、な感。

 

貧窮ボクシングファンの自分からしたら、取り敢えず重岡兄弟のダブル世界戦を無料視聴できることになったのは有難いにしろ、こういう事態が前提にあるとやっぱり心境的には凄く複雑。