4月21日:大阪市住吉区民センターで行われたWBOアジアパシフィック・ライトフライ級タイトルマッチ、王者/IBF3位/WBO9位/WBA11位 ジェイソン・バイソン(25=比:10勝5KO2敗1分)vs 挑戦者10位/日本7位 井上彪(25=六島:4戦全勝2KO)。
昨年2月、世界王者になる前のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)選手に判定負けしているバイソンは、同年12月に山中竜也(真正)選手を2ラウンド右アッパー1発で沈めてタイトル奪取、今回が初防衛戦。
一方、アマ時代に高校2冠を獲得:56勝14敗の戦績を残して近大を卒業したのち大阪府警の警察官になった井上選手は、22年に退職してプロでボクシング復帰。
同じく昨年12月にナタノン・トーンチャイ(タイ)を判定で下して以来のリングとなり、タイトル初挑戦。
結果は バイソンが 3-0(97-93、96-94×2)の判定勝ち。
試合は観ていませんが、序盤に優位に立ったバイソンに対し、中盤から井上選手が徐々に挽回して最終10ラウンドにはダウンを取った(スリップ裁定)ものの追い上げ切れず、2ポイント差2者と4ポイント差のユナニマスで初黒星、という内容だったようです。
試合後、井上選手はキャリアの差を実感したとコメントしたそうですが、最大の敗因はやはりそこにあると思われるので、今後は先を急ぎ過ぎずじっくり立て直してほしいところです。