タイソン・フューリーがスパーで負傷:2/17 ウシクとのヘビー級4団体統一戦は延期 | ボクシング・ダイアローグ

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2月17日(日本時間18日):サウジアラビア王国リヤドのキングダム・アリーナ開催でスケジュールされていた世界ヘビー級4団体王座統一戦、WBAスーパー&IBF&WBO王者 オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)vs WBC王者 タイソン・フューリー(英)が、当日まで2週間のタイミングで延期の発表。

 

フューリーがスパーリング中に右目上に裂傷を負ったことによるもので、フューリーを共同プロモートするクィーンズベリー・プロモーションズが2日(日本時間3日)各方面に通達。

 

ザックリ深く割れた傷を示す顔写真を公表したフューリーは、完治まで数ヶ月を要する(15針ほど縫合)と診断されたようで、メディア各社は試合がそのまま再スケジュールされるとしても6月頃になる見込み、と報道。

 

一方、試合がキャンセルとなったことを受け、順調に調整中と伝えられるウシクには17日のリヤド興行で別の相手と防衛戦を行う可能性が浮上。

 

その有力候補の1人、IBF1位の指名挑戦者 フィリップ・フルゴビッチ(クロアチア:ウシクvsフューリー勝者への挑戦権を持つ)は、当日まで残り2週間ながらも出場をアピールし、ウシク挑戦の意思を表明。

 

 

リヤドの興行には、アンダーカードに ジョー・コルディナ(英)vs アンソニー・カカセ(英)のIBFスーパーフェザー級と、マイリス・ブリーディス(ラトビア)vs ジェイ・オペタイア(豪)のIBFライトヘビー級王座決定戦のダブル世界戦が組み込まれているもののインパクトはイマイチで、結局のところ注目はメインのヘビー級4冠統一戦に一極集中していた形で…

 

それがキャンセル→ 急な埋め合わせの代替としては、ウシクvsフルゴビッチは充分に好カードと言えるにしても、しかしフルゴビッチは近々に次戦を控えていた訳ではなく、仮にマッチアップされるにしても準備が急仕上げになる筈な部分が気になるところ。

 

当日まで日がないことから、ウシクが防衛戦を行うのかそれとも出場自体を取り止めるのか、結論は近日中に出される筈ですが、リングに上がる場合は対戦相手が誰に決まるのか、と同時にイベント全体の延期の可能性も含め、今後の続報に要注目。