3/29 リアム・ウィルソン vs オスカル・バルデスがWBO暫定王座決定戦に〝昇格〟 | ボクシング・ダイアローグ

ボクシング・ダイアローグ

観戦記・展望・プレイバックなどなど・・・

 

29日(日本時間30日):米アリゾナ州グレンデールのデザート・ダイヤモンド・アリーナで開催されるトップランク興行のメインカード、WBOスーパーフェザー級2位 リアム・ウィルソン(28=豪:13勝7KO2敗)vs WBO4位/WBC8位/元WBOフェザー&WBCスーパーフェザー級王者 オスカル・バルデス(33=メキシコ:31勝23KO2敗)を、WBOが同級暫定王座決定戦として承認。

 

現在WBOの同級には正規王者 エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)が存在しているものの、そのナバレッテは5月18日(日本時間19日)にデニス・ベリンチク(ウクライナ)相手の空位のWBOライト級王座決定戦が正式発表されており、それに伴っての暫定タイトル設置。

 

その理由は、ナバレッテがベリンチクに勝てばそのままライトに転級→スーパーフェザーは返上:敗れればスーパーフェザーに留まるとみられることで、要するに大方が推測するとおり、WBOがナバレッテに便宜を図ったという解釈で取り敢えず間違いなさそう。

 

(ナバレッテ転級・返上となった場合は、ウィルソンvsバルデスの勝者が正規王者に繰り上がり、ナバレッテ残留の場合は暫定王者との団体内統一戦を指令、という流れになる筈)

 

ウィルソンは昨年2月、空位のWBOスーパーフェザー級王座決定戦でナバレッテと対戦、ダウンを奪ってKO勝ち寸前まで追いつめたところがレフェリングの不手際でフィニッシュを逃し、結果的に9ラウンド逆転TKO負け。

 

その後は2連勝し、昨年12月にジャクソン・ジョン・イングランド(豪)に判定勝ちして以来のリング。

 

バルデスは昨年8月、ナバレッテに挑戦して3ー0判定負け、今回はそこからの再起戦が暫定王座決定戦となった形。

 

カード的には興味深い組み合わせですが、勝敗予想的にはパワーやキャリアなどほぼ全ての要素で上回るバルデス有利に大きく傾くのでは?という気がします。