ジョナサン・ゴンサレスが急病で 10/27 防衛戦を直前キャンセル | ボクシング・ダイアローグ

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27日(日本時間28日):ニカラグアの首都マナグアのアレクシス・アルゲリョ・スポーツ・コンプレックスでスケジュールされていたWBO世界ライトフライ級タイトルマッチ、王者 ジョナサン・ゴンサレス(32=プエルトリコ:27勝14KO3敗1分1NC)vs 挑戦者14位 ヘラルド・サパタ(29=ニカラグア:14勝5KO1敗1分)が、試合当日2日前に直前キャンセル。

 

理由はゴンサレスの急病で、23日にニカラグアに入国した数日後、発熱や頭痛の症状が出て病院に搬送、検査の結果インフルエンザと診断された模様です。

 

昨年11月の前戦で岩田翔吉(帝拳)選手を判定で退けて以来、約1年ぶりの復帰戦/3度目のタイトル防衛戦となる筈だったゴンサレスは、今年4月に決まっていたWBA&WBC王者 寺地拳四朗(BMB)選手との3団体統一戦の時も、試合まで1週間を切ったタイミングでマイコプラズマ肺炎を発症して試合を中止しており、連続キャンセルとなってしまった格好。

 

この事態を受け、プロモーターのフェリックス・サバラ氏は、セミファイナルのWBO同級4位 レネ・サンティアゴ(31=プエルトリコ:11勝8KO3敗)vs WBO15位 ケビン・ビバス(28=ニカラグア:7戦全勝2KO)を暫定王座決定戦として行う意向をコメント、それを同日中にWBOが承認したらしく、同日の興行はこの試合をメインに繰り上げて開催されるようです。

 

ビバスvsサンティアゴの勝者には、90日以内にゴンサレスとの団体内王座統一戦の義務が課されているようながら、同級で4団体統一を目指し、3冠目をゴンサレスとの再マッチアップで想定していたWBA&WBC王者 寺地拳四朗(BMB)選手にとってはその算段を先延ばされた形。

 

順番を入れ替えてIBF王者 シベナティ・ノンティンガ(南アフリカ)との統一戦を先にやれれば、寺地選手の4団体統一の可能性は低からず残りそうですが…

 

[ノンティンガは来月4日(日本時間5日)エイドリアン・クリエル・ドミンゲス(メキシコ)を相手に2度目のタイトル防衛戦を予定、それに勝つ前提で]

 

ゴンサレスとサンティアゴvsビバス勝者の対戦がリミットの来年1月後半に行われたとしても、その次の試合ができるのは普通に考えれば早くて春以降、更にそれにノンティンガの動向も加えねばならない状況は、減量苦の限界が伝えられている寺地選手には大きなデメリット。

 

ライトフライ級のトップ戦線はどうなる !?