6月24日
大田区総合体育館:東京
◇WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ◇
前王者
ジョシュア・フランコ
(27=米:18勝8KO1敗3分1NC)
vs
6位/前WBO同級王者/元世界4階級王者
井岡一翔
(34=志成:29勝15KO2敗1分)
※前日計量でフランコがリミットを2.9キロ超過して失格→ 王座剥奪、井岡選手が勝てば新王者、フランコ勝利ならタイトルは空位の変則ルールで開催
昨年大晦日の第1戦で 1ー0(114-114×2、115-113フランコ)の引き分け、共にそれ以来のリングとなるダイレクトリマッチ…
結果は 井岡選手が 3-0(115-113、116-112×2)の判定勝ちで新王者。
《以下、全て試合は観ていませんので、速報をもとに結果と大まかな要点のみお伝え》
内容的には前回同様、ポイント割り振りの難しいラウンドが少なくない、有効打:井岡、手数&攻勢点:フランコの一進一退だったようですが、公式ジャッジの採点は4ポイント差×2、2ポイント差のユナニマス。
試合直前にドーピング&オーバーウェイトの立て続け騒動で揺れたものの、井岡選手が2度目のスーパーフライ級タイトル戴冠。
第1戦のあと、WBOから指令されていた 中谷潤人(M・T=現WBO同級王者)選手との指名戦を受け入れず、今年2月に6度防衛した王座を返上していた経緯があり、WBAに鞍替えの形での返り咲き。
ただ今後については、試合3日前に突如 JBC(日本ボクシングコミッション)から発表された大麻成分THC-COOH(Carboxy-THC)検出の件の解明が急がれる筈につき、スムーズに防衛ロード・統一路線を進めるかどうかは???な感も。
一方、本来ならタイトル3度目の防衛戦だったフランコは、このあと一定期間の試合出場禁止など、何らかのペナルティが科されるものと思われますが…
ここ最近の同様ケースで大したお咎めがなかったことを踏まえると、せいぜい半年程度のブランクとか、そのくらいで復帰して来そうな気が。
なお、スーパーフライ級は日本時間の明日、IBF王者 フェルナンド・マルティネス(亜)が指名挑戦者 ジェイド・ボルネア(比)と米ミネアポリスで2度目の防衛戦。
セミファイナルで行われたバンタム級10回戦、WBA11位/WBO13位/WBC16位/元WBCフライ級王者 比嘉大吾(27=志成:19勝17KO2敗1分)vs WBAスーパーフライ級3位/元WBAフライ級暫定王者 シリチャイ・タイイェン(ヨドモンコン・ポー・センチップ/ヨドモンコン・CPフレッシュマート 32=タイ:65勝43KO4敗)。
結果は 比嘉選手が 4ラウンド 1:34 KO勝ち。
2ラウンドに2度、3ラウンドにもダウンを奪った比嘉選手が、4ラウンドに右ボディで4たび倒して圧勝。
セミセミのOPBFスーパーフェザー級王座決定戦、3位 森武蔵(23=志成:13勝7KO1敗1分)vs 5位 渡邊卓也(34=DANGAN AOKI:39勝22KO11敗2分)。
今年3月、同じタイトルの決定戦で引き分け(3ジャッジ全員114ー114)ている両者のダイレクトリマッチ。
結果は 森選手が 3-0(117-110×3)の判定勝ちで王座獲得。
距離とタイミングでポイントを集積したサウスポーの森選手が、最終12ラウンドに左ストレートでダメ押しのダウンを奪って明白に勝利。