タイソン・フューリーが 12/3 に防衛戦? デレク・チゾラとのラバーマッチ話が復活 | ボクシング・ダイアローグ

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18日(日本時間19日)イギリスの一部メディアが、WBCヘビー級王者 タイソン・フューリー(英)が引退を撤回し、12月3日(同4日)にランキング14位のデレク・チゾラを相手にロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムで防衛戦を行う、と報道。

 

フューリーが現役続行→チゾラ戦を計画、という話は今夏に一度流れていたながら間もなくして聞かなくなり、代わって先月、前3団体統一王者アンソニー・ジョシュア(英)にオファーしたものの回答ナシでこれまた消滅した、と伝えられていましたが…

 

ざっと幾つかの情報をチェックしてみた限り、フューリーvsチゾラは現時点ではまだ正式発表ではないらしい感じです。

 

フューリーの共同プロモーター、クィーンズベリー・プロモーションズのフランク・ウォーレン氏は、タイソンは12月に4団体統一戦を希望していたが、3冠王者のオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)は年内に試合を行わず、そのためチゾラとの防衛戦に決めた旨をコメント。

 

また、フューリー本人もチゾラ戦をクリアしたら2月頃にウシク戦、との意向を語ったとのことで、やはりと言うか少なくとも引退はせず、4団体統一を目指す考えのようです。

 

既に内定レベルなのであれば、近日中に正式発表される筈ですが… どうなりますか。

 

 

※フューリーvsチゾラに関しては、ご参考になるかも?と8月10日に投稿した記事をそのまま貼りました↓ ので、必要あればどうぞ...

 

 

『タイソン・フューリーが引退を撤回、デレク・チゾラとのラバーマッチで「新記録」狙い宣言』

 

WBC世界ヘビー級王者 タイソン・フューリー(33=英:32勝23KO無敗1分)が9日(日本時間10日、自身のインスタグラムで4月に表明した引退の撤回を宣言。

 

「私は常々、キャリアの最後にデレク・チゾラと戦いたいと言ってきたが(そのチゾラ戦によって)三部作を2度戦う史上初のヘビー級王者になれる。

だからボクシングに戻ることを決めた」

 

と現役続行の理由を述べたフューリーは、デレク・チゾラ(38=英:33勝23KO12敗)との3度目の対戦を12月・英ウェールズのカーディフ開催で計画中、と米スポーツ局ESPN等に報じられています。

 

三部作とは、同じ相手と3度戦うという意味のようで、それをキャリア中に2回やった選手はヘビー級王者史上で誰もおらず、フューリーが過去2勝1分けのデオンテイ・ワイルダー(米)3戦に続き、これまで2戦しているチゾラともう1回戦えばその〝新記録〟をつくれる、との理屈みたいですが…

 

過去のフューリーvsチゾラは、11年7月の初戦は3-0判定、14年11月のリマッチは10ラウンド棄権TKOでそれぞれフューリーがキッチリ勝っており、カード的な魅力は非常に薄い感。

 

4月23日(日本時間24日)のWBC暫定王者 ディリアン・ホワイト(英)との団体内王座統一戦(6ラウンドTKO勝ち)の試合前&後に引退を示唆していたフューリー、現役続行の場合は今月20日(同21日)に行われるWBAスーパー&IBF&WBO統一ヘビー級王者 オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)vs 元王者 アンソニー・ジョシュア(英)リマッチ勝者との4団体統一戦とみられていただけに、峠を越えた中堅どころのチゾラを引っ張り出し、三部作×2なんていう理由での復帰宣言はさすがに驚き。

 

※但し実際のところは、これまでモハメド・アリ(vsジョー・フレージャー&ケン・ノートン)、イベンダー・ホリフィールド(vsリディック・ボウ&ジョン・ルイス)などがヘビー級王者として三部作×2を行い済みにつき、フューリーvsチゾラ第3戦が実現しても史上初ではナシ。

 

もっと狭義で、3部作=全6戦に負けなかった(引き分けでも可)との意味、或いは英国人ヘビー級王者限定ということならば史上初、と言って間違いない?ようですが…???

 

大袈裟な見出しで煽るTV、新聞雑誌、ネット広告やYouTuberなどに似た、先ず目立ったことを言って注目させるという傾向が強いフューリーだけに、ファン以外は取り敢えず静観しているのが賢明… かもしれません。