元WBA世界フライ級王者 大場政夫(帝拳:1949~73)氏の逝去から今日で49年。(=五十回忌)
が、今年もまたボクシング関係各方面やファン等にはほぼ触れられていないみたいで・・・
去年の今日、一昨年の今日も同じようなことを書いていますが、自分は大場さんをリアルタイムで観ていた世代ではないものの、なんか凄い淋しいような気持ちです。
(特に、リアルに大場さんを観て熱狂していた人達には、どうしてですか !? と。
大場さんのファイトで熱く燃やした心はとうに冷めてしまった !?
それはないですよ!切な過ぎる・・・)
ボクシングの技術的進歩やヒーロー像といったものは時代とともに変容しているにしろ・・・
ボクサーとしての完成度がどうの、なんて理屈なぞどうでもいいという気にさせる、命を削るような激闘型のチャンピオンはきっともう現れない筈。
何にしても、逝去49年の今年もまた、どうやらTVから何からどこも五十回忌特集みたいなものはやらないらしい、ということに対しては・・・
好きに言わせて頂けるなら、納得いかん!のひと言です。
とはいえ、大場さんのニュースが全くなかった訳ではなく・・・
昨年12月28日、デイリースポーツから配信された
『ボクシング大場の中学文集発見「永遠のチャンプ」五十回忌』
という見出しの記事を見た時は、もう大場さん関連の新たな話題はないんだろうな、と思っていたこともあり、かなりビックリしました。
(しても問題ないのか???なため、記事のリンク貼りはやめておきました。ご了承ください)
〝世界王者のまま23歳で自動車事故死し「永遠のチャンプ」と呼ばれる大場の、中学卒業時の心境を寄せたクラス文集&学生服を着た中学遠足時の写真が発見された〟
〝生徒時代の大場が自分の思いを表した文章、学校行事の写真は貴重、と関係者は語り、来年1月(=今年)に五十回忌の節目を迎えることもあって、思い出の品を大切に保管していた恩師・同級生は感慨深げ〟
・・・ という内容で、大場さんの名前をメディアで目にしたのは久々だったこともあり、記事を読んだだけの自分ですらも感慨深し。
それはともかく・・・
今年はもう仕方ないにしても、逝去50年の来年こそは何か追悼的な企画があって欲しいもの。
帝拳ジムと繋がりの深い日テレもしくはWOWOWは、大場さん特集として全世界戦(6試合)フルラウンド完全版と、それ以外の残っている映像(練習風景やインタビューなど何でも)は全部放映!
(あるのであれば、ノンタイトル戦のフリッツ・シェルベ、ロッキー・ガルシア、トニー・モレノ、ナタリオ・ヒメネス両氏との試合も観たい。ハイライト/KOシーンだけでも)
試合の解説は、帝拳の後輩・浜田剛史(元WBCスーパーライト級王者/帝拳代表/WOWOW解説者)さん、村田諒太(WBAミドル級スーパー王者)選手で。
帝拳の本田会長や、交流のあった花形進(元WBAフライ級王者/大場さんと1勝1敗)花形ジム会長、小林弘(元WBAジュニアライト=スーパーフェザー級王者/現役時代大場さんと一緒にトレーニングキャンプを張ったそう)さん、輪島功一(元WBAジュニアミドル=スーパーウェルター級王者〝炎の男〟)さん、もしできるなら大場さんを担当していた元帝拳の桑田トレーナー達にインタビュー。
出版業界は、大場さんに関する書籍等の復刻販売。
興行では、帝拳プロモートによる複数世界戦などのビッグイベント。
・・・ といった、お決まりなパターンであっても何がしかのことはできる筈、と思うので、とにかくこの節目にスポットライトを当てて欲しいです。
一番期待できるのは・・・ やっぱりWOWOW???
去年12月だったか、スペシャル枠でシュガー・レイ・レナード、マービン・ハグラー、トーマス・ハーンズ、ロベルト・デュラン各氏の試合を集中放送していた筈なので(個人的には契約解除してだいぶ経つため、番組表か何かで見て知っているだけですが)、今度は『追悼!大場政夫スペシャル』に期待。
(あと1年ありますから、準備期間もきっと充分 !? )
その他、もし例えば新人時代の大場さんが働いていたアメ横(東京都台東区上野)の二木の菓子が、没後50年追悼企画品の発売みたいなことをやるとしたら、1週間分くらいの食費を充ててでも(かなりなレベルの貧乏人につき、そうしたところでせいぜい3000円程度でしょうけど)買いに行きます。
独りで勝手に熱くなって、寒さがいっとき和らいだのは不幸中の幸い?ながら・・・
(因みに現在の室温は 7℃)
今日くらいはもう少しヒートアップしたいので、あとで大場さんのvsベルクレック、アモレス、チャチャイ各氏のKOダイジェストを観ます。
【同日追記】
夕方になって、「拳王院法政信士」の戒名が刻まれた大場さんの墓前(妙本寺=埼玉県宮代町)に手を合わせ、花や線香を備えるファン関係者らの姿が見られた、という内容のニュース配信あり。
(サンスポ、デイリー)
短く簡略なものではあっても、メディアが報道で触れたというだけで、ちょっと和らいだ気持ちになれました。