9/11 オスカー・デ・ラ・ホーヤ(48歳)公式戦で12年9ヶ月ぶり復帰 | ボクシング・ダイアローグ

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昨年8月に、実戦での現役復帰を宣言していた元世界6階級王者〝ゴールデン・ボーイ〟オスカー・デ・ラ・ホーヤ(48=米:39勝30KO6敗)。

 

とはいえ年齢的な問題等があり、正式な試合でのカンバックは普通に考えれば不可能な筈で、実際やるのであれば結局のところマイク・タイソン(米)氏のようにエキシビションになるものと思われましたが・・・

 

意外というか驚きというか、会場(米ロサンゼルス・ステーブルセンター)のあるカリフォルニア州コミッションが、9月11日(日本時間12日)にスケジュールされているデ・ラ・ホーヤの復帰戦を正式試合として承認、主催するトリラーも現地時間21日にこの興行を正式発表。

 

対戦相手は、元総合格闘家でUFC等のライトヘビー級王者の実績を持つビトー・ベウフォート(44=ブラジル:1勝1KO)、また試合は180ポンド(ライトヘビー級リミットの5ポンドオーバー)契約、1ラウンド2分制の8回戦で行われるとのこと。

 

デ・ラ・ホーヤは、8ラウンド終了TKO負け(棄権)を喫した2008年12月のマニィ・パッキャオ(比)戦を最後に引退してから、実にこれが12年9か月ぶりの実戦。

 

ただ、豊富なキャリアを持ち、元からのボクサーであるデ・ラ・ホーヤに対し、ベウフォートはボクシングは1戦しているのみ、みたいで・・・

 

しかもその1戦の相手は、BoxRecによればデビュー戦の選手だったらしく、流石にいくら何でもアンフェアなのでは?という感が否めず。

 

少なくとも自分の理解の範疇なんぞは完全に越えてしまっており、いったいデ・ラ・ホーヤが何のために、何を目指して復帰するのかサッパリわかりませんけれど・・・ 

(単にタイソン氏に触発されただけ、との見方もあるようですが)

 

実際この試合、どれほど注目を集められるんでしょうか?

 

因みに、両者のコメントは(日刊スポーツによる)

 

「復帰はエキシビションでもWWE劇場のようなものでもなく本気、2人のどちらかが負ける。ベウフォートは総合格闘技の伝説の選手だがKOを狙う。15年前よりも体調はいい」(デ・ラ・ホーヤ)

 

「世界最高のボクサーを倒すところを見せたい。ファイターとして最後まで戦う」(ベウフォート)

 

とのことです。

 

48歳のクルーザー級、デ・ラ・ホーヤに期待・・・ します !?

 

(当初本人が言っていたように、せめてミドル級くらいまで絞れないもんですかね)