正式発表:9/10 オスカル・バルデスと中谷潤人のダブル世界戦 | ボクシング・ダイアローグ

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9月10日(日本時間11日)、米アリゾナ州トゥーソンのカジノ・デル・ソル開催で調整されていたWBCスーパーフェザー級王者 オスカル・バルデス(30=メキシコ:29戦全勝23KO)とWBOフライ級王者 中谷潤人(23=M.T:21戦全勝16KO)選手のダブル世界戦が正式発表。

(現地時間で一昨日あたりだったと思います)

 

バルデスは15位 ロブソン・コンセイサン(32=ブラジル:16戦全勝8KO)を、中谷選手は1位 アンヘル・アコスタ(30=プエルトリコ:22勝21KO2敗)を相手にそれぞれ初防衛戦。

 

バルデスはWBOフェザー級で最初の世界タイトルを獲得し、6度防衛して返上すると、今年2月に同胞のミゲル・ベルチェルトに挑んで10ラウンドKO勝ち、WBCスーパーフェザー級王座を奪取して2階級制覇。

 

対するコンセイサンは、リオ五輪のライト級金メダリストからプロに転向した元アマエリート。

 

ここまで無名相手に無敗をキープするまだ未知数の選手ながら、アマ時代にバルデスに勝ったこともある技巧派。

 

中谷選手は、田中恒成(畑中)選手が返上し空位となったWBOフライ級王座を昨年11月、ジーメル・マグラモ(比)と決定戦を行って8ラウンドKO勝ち、10か月のスパンで異国でのV1に臨む形。

 

一方のアコスタは、WBOライトフライ級王者だった当時の田中選手に挑み、初判定負け&初黒星を喫した後、田中選手の返上で空位となった同タイトルをファン・アレホ(メキシコ)と争ってKO奪取、4度目の防衛戦で現王者 エルウィン・ソト(メキシコ)に最終回KOで敗れ、陥落。

 

そこから1階級上げ、今回は2階級制覇をかけた挑戦。

 

現時点での勢い、充実度といった視点から予想すれば、バルデスと中谷選手が揃って防衛とみるのが順当では?と感じますが・・・

 

バルデスはともかく、中谷選手は現状はまだ東洋圏内の実績に留まり、世界レベルで真価を問われるのはこれからだと思うので、ここは印象的な勝ち方でアピールしてほしい、と期待してます。