12月12日(日本時間13日)、米コネティカット州アンキャッツビルのモヒガン・サン・カジノで予定されていたWBC世界バンタム級タイトルマッチ、王者 ノルディ・ウーバーリ(仏)vs挑戦者1位 ノニト・ドネア(比)。
しかし、新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受けウーバーリがアメリカ入国のビザを取得できないらしく、どうやら試合まで1ヶ月を切るこのタイミングでキャンセルになる見込み・・・ のようです。
そしてウーバーリが出場不能な場合、ドネアの対戦相手に元IBFバンタム級王者 エマニュエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を起用し、ドネアvsロドリゲスがWBCバンタム級暫定王座決定戦として開催される・・・ との報道も一部に散見されます。
併せて、試合日は1週間延ばされ12月19日(日本時間20日)になるものの場所・会場は変更なし、といった話もまた伝わって来ていますが・・・ しかし現状はまだ正式アナウンスではないみたいなので、正確な続報が待たれるところ。
率直に、またコロナ禍が理由の変更か・・・ というのが正直な気持ちですけど、こればっかりは言ってもどうにもなりません。
ウーバーリがアメリカに入国できないならドネア戦が中止になるのは必然の流れでしょうが、その一方でピンチヒッターとしてロドリゲスに白羽の矢が立った(らしい)ことは意外でありつつも、自分的にはテンションが上がりました。
ドネアvsロドリゲスって、これは相当な好カードでは!?
もし実現したら、両者ともに井上尚弥(大橋)選手に敗れて以来の再起戦、というのもなんか因縁めいている感がありますけど、何にしてもこれは是非観たい試合です。
まあ、順を追って考えてみると、本来ならロドリゲスはルイス・ネリ(メキシコ)とWBCタイトル挑戦権をかけて昨年11月に戦っていた筈が、ネリのオーバーウェイトによる失格で試合を前日にキャンセルされた〝被害者〟ですから・・・ 今回はその救済措置的な形での抜擢なのかもしれません。
なお、ドネアvsロドリゲスがWBC暫定王座戦として行われた場合、勝者は正規王者のウーバーリとの統一戦が義務付けられるとのこと。
(それは当然ですね)
急な話でもあり、ロドリゲスが万全のコンディションを整えられるのか、そのへんはちょっと気になるものの・・・
ホントにウーバーリが出れないのであれば、何とか正式決定させてほしい一戦です。
暫定王座、というのも事情を踏まえれば今回は容認できる範疇かな?と思えますし。