新人OL、ギョリイ。

入社してから、わずか0.7020秒。
その短すぎる時間で彼女はすでに“馴染んでいた”。
誰も疑問に思わない。
なぜならこの会社では馴染むことに理由はいらないからだ。

🐟🐟🐟
「新人ちゃんだっぺ〜❣️」
「おやつ係よろしくっぺ〜🍠」
「そのうぺぺ顔、もうベテランうぺぺっぺな」

∈(👁️///👁️)∋うぺぺ❤️がんばるっぺ…❣️」

そのときだった。

コツン、と机を叩く音。

空気が、ほんの少しだけ引き締まる。

🐟
「ギョリイちゃん」

振り向いた先には、この会社の実質トップ──社長代理・代理セキがいた。

落ち着いた目。
揺るがないヒレ。
そして、どこか試すような声音。

🐟
「巨大ナマズオーエル・ギョミヤちゃんと一緒に出張してほしいっぺ❣️」

∈(👁️___👁️)∋うぺぺ⁉️

唐突すぎる任務に思考が一瞬止まる。

🐟
「ナマキン大王さまのところに行って、ご利益のあるスクショをとって来てほしいっぺよ❣️」

それはこの会社でも限られた者しか任されない、特別任務だった。

“ご利益スクショ”。

運気を左右し、売上すら変えると言われる、謎の神秘。

∈(👁️___👁️)∋💦お、おらには荷が重いっぺぇぇぇ〜💦

ギョリイの声は正直だった。

そのとき。

ズン……

空気が、やわらかく震えた。

背後から現れたのは圧倒的存在感を放つ一匹。

🐟💗
「ギョリイちゃん❣️」

巨大ナマズオーエル・ギョミヤちゃん。

豊かな丸みを帯びた体躯。
魅力的な鳩胸を誇らしげに張る。

その動きひとつひとつが空間を優しく揺らしていた。

🐟💗
「オラが一緒っぺから大丈夫っぺよ❣️」

その声は、不思議と安心を運ぶ。
震えが、少しだけ引いた。

代理セキが静かに続ける。

🐟
「彼女は地図慣れしてるっぺ❣️」

一拍。

🐟
「あとエキスパート社畜ナマズオ6ヒレも行くっぺから安心するっぺな❣️」

その言葉と同時に背後に整列する6つの影。

🐟🐟🐟🐟🐟🐟

無言。だが、妙な説得力があった。

∈(👁️___👁️)∋(なんか…すごそうだけど…ちょっと不安っぺ…)

静寂の中、ギョミヤちゃんが一歩前へ出る。
そして、そっとでっかいヒレを差し出した。

🐟💗
「ギョリイちゃん」

やわらかな声。

🐟💗
「一緒に行こっぺ❣️」

その手は大きくてあたたかくて少しぷるぷるしていた。

だけど確かに──

守ってくれる手だった。

∈(🔥___🔥)∋オラ……行くっぺ❣️

決意は小さくても確かだった。
その瞬間、ナマズオフィスに熱が灯る。

🐟🐟🐟🐟🐟🐟
「「「出張部隊、始動っぺぇぇぇ❣️❣️❣️」」」

ナマズオたちが動き出す。
床が、空気が、少しだけ震える。
それは、新人の小さな一歩がナマズオ界隈を揺らした音だった。

∈(👁️___👁️)∋オラ……社会人になって、まだ数分っぺよな……?

それでも、もう引き返せない。
これはただの出張じゃない。
“うぺぺ力”と“運命”が試される旅。

ナマキン大王さまのもとへ向かう、最初の物語が、今、動き出した。