どどどん! どどん! どどどどん!
(ナマズオ太鼓、水心子正秀が真顔で全力演奏中)
ギョリイがポーキースーツのむちむちボデーを揺らしながら壇上にドドン!
「本丸の皆ァァァア!!今日はぁぁあああ!!!国宝指定記念日祭りなんだっぺぇぇぇ!!!」
どどん! (キメ太鼓)
「へし切長谷部ーー!! そして明石国行ーー!!おめでとおおおおおおおおおおおおっぺぇぇぇ!!!」
(ざわ…ざわ… 刀剣男士たちが見守る中、審神者がふんすと両手を広げる)
「というわけでっぺな、今日のお昼ごはんは——」
『へしゆき記念日・豪華ナマズオ御膳』!!
・さつまおいも炊き込みご飯(長谷部の白米愛に敬意を)
・たこ入りだし巻き卵(明石を意識)
・ナマズオ型かまぼこ(ギョリイ完全監修)
・ナマズオ大福(もちもち)
・モロコシ様の甘露煮(これも外せない)
「そして夜には…へしゆき漫才ステージ!長谷部と明石、仲良く漫才の稽古よろしくっぺな!」
長谷部「……主、なぜ俺が漫才などを……いや、主の命とあらば……」
明石「えぇ~……自分、本気でやらされるんですの?」
ギョリイ「ふたりとも逃げられないっぺぇぇぇ!!」
どどん! (太鼓の音、水心子正秀がバチで風を切る)
そして夜…
どどどん! どどん! どどどどん!(ナマズオ太鼓炸裂)
水心子正秀、演奏を終えてスッと姿勢を正す。
「……本日は、偉大なる二振りの記念日にして――」
(シュッと袖を翻しながら)
「我が主の暴走の日でもあります」
「うぺ!?暴走じゃねえっぺ!これは!文化っぺぇぇ!!!」
(むちむちあんよで壇上を駆け巡る)
刀剣男士たちの列の中――
「主の命ならば……!だが、なぜ漫才なんだ……!」
「まあまあ、長谷部はん。こうなったら腹くくって、楽しんだもん勝ちなんちゃいますかぁ?」
「……なら、真面目にやるか。ボケはお前だ」
「えぇ!?自分がボケんの!?しんど……」
特設ステージにて。
紅白のナマズオ柄の幕が開き、ステージ中央にはでかでかと「祝!国宝!」の文字!
ギョリイが、ひときわ高いナマズオ台に登る。
「それでは!へし切長谷部と明石国行による、スペシャル漫才『国宝ですけど何か?』 開幕っぺぇぇぇ!!」
長谷部「どうもー、へし切長谷部です」
明石「明石国行ですわ~」
長谷部「今日は国宝指定、つまり俺たちが正式にすごいって認められた日です!」
明石「そうですなぁ。でも正直、働かされること増えるの嫌なんですわ~」
長谷部「そこは誇れ!!名誉だ!!」
明石「名誉より睡眠が大事ですわ~」
長谷部「寝るなッ!!」
ギョリイ「(笑いながらむちむち拍手)最高っぺぇぇぇ!!」
ギョリイはむちむちぽんぽんを抱えて笑った。
(……国宝ってすげぇなっぺ……でも、オラにとっては、どの刀も――宝物だっぺよ)
そう思うギョリイであった。