「ぬふふふふふっ!今日は、今日は……うっぺぇぇぇ!!!」
寝室にこだまする、目覚ましの天晴大鯰音頭(大音量ver)。
その中心で踊っていたのは、既に全身ポーキースーツ+ナマズオマスク着用済みのギョリイ。
完全に戦闘態勢。
部屋の床には、
・トゥートゥバック購入ミッション計画書
・モロコシ様ショップ開店列並び予想図
・最速ルートマップ
などが散乱していた。
そこに、いつものように近侍・山姥切国広が扉を開ける。
「……おい。起きて――」
「まんばっぺぇぇ!起きたっぺな?よし!!では共に参るっぺな!!!モロコシ様の元へぇぇぇ!!!!!」
「……いや、一体 何なんだ…朝っぱらから……」
「今日はモロコシ様トゥートゥバック発売日っぺよ!?!?一日限りの限定トゥートゥバック!!非再販……つまり――戦っぺぇぇ!!!」
「……はあ…俺も付き合わされるのか?」
ギョリイ、床にうつ伏せてモロコシ様ポーズ(土下寝ver)をキメる。
「お願いっぺ、お願いっぺぇぇぇ!!オラの人生、今日のためにあるんだっぺぇぇ!!」
山姥切国広は若干あきれつつ
「……はあ…もう支度は終わってんなら行くぞ」
ギョリイの手を引いた。
「!!?まんばっぺぇぇぇ!!!一緒に並ぶっぺな!?!?トゥートゥバック争奪戦、ふたりで乗り越えるっぺぇぇ!!」
「……朝から全力だな」
「オラは全力トゥートゥナマズオ族っぺからな!!!」
こうして、ふたりは出発する。
目的はただひとつ――
「モロコシ様トゥートゥバック」の入手。