「よーし、決めたっぺ!! 本丸で 第一回・ドキドキ壁ドン大会 を開催するっぺ!!」
薩摩の本丸の大広間にて、ギョリイが高らかに宣言した。
「…………」
刀剣男士たちは誰もが言葉を失い、沈黙が支配する。
壁ドン大会……??
「……待て。主、今なんと言った?」
山姥切国広が、疑うような目でギョリイを見る。
「壁ドン大会だっぺ! ドキドキの壁ドンシチュエーションを再現することで、本丸の刀剣男士たちの男前度をさらに引き出す、そんな素敵な大会だっぺ!!」
「………っ!!??」
誰もが息をのんだ。
一部の刀剣男士たちは、確実に耳を疑っていた。
「主……何を言い出すかと思えば、またよからぬことを考えたな……」
へし切長谷部は額を押さえて深いため息をつく。
「いやいや、なんで壁ドンが必要なんだよ!?」
加州清光が即座にツッコミを入れる。
「そりゃあ、オラが壁ドンされたいからだっぺ!!!」
ギョリイは キラキラとした目 で叫んだ。
「はああああ!?!?!?!?」
大広間が騒然とする。
「え、待って。つまり僕たちが主に壁ドンするってこと?」
大和守安定が困惑しながら確認する。
「そうだっぺ! でもただ壁に追い詰めるだけじゃダメっぺな。キュンとさせるようなセリフを言わなきゃ減点だっぺ!!」
ギョリイは ドキドキしながら 説明する。
「減点って何……?」
不動行光が不審そうに尋ねた。
「審査員はオラ! オラをいかにドキドキさせられるか を競う大会っぺ!! さあ、エントリーするっぺよ!!」
「「「絶対に嫌だ!!!」」」
刀剣男士たちの 全力拒否の叫び が大広間に響き渡る。
それでも巻き込まれる男たち。
結局、ギョリイの 熱い情熱(圧力) に押され、大会は強制的に開催された。
【第一競技者:へし切長谷部】
「……主。こんなくだらないことをやる意味があるのか?」
「ほら、壁ドンするっぺ!!」
「……チッ」
ドン!!
長谷部は 容赦なく壁にギョリイを追い詰めた。
そして 至近距離 で鋭く見つめる。
「……ふざけたことばかり考えてると、俺の自慢の主でも容赦しないぞ?」
(低音ボイス)
「…………ッ!!?」
ギョリイの顔が一瞬で赤くなった。
「お、おぺぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!(大興奮)」
審神者は 床に転がり、のたうち回った。
「減点なし。100点満点っぺ……!」
(しめしめeye 発動)
「……なんなんだこれは……」
長谷部は納得のいかない顔をしていた。
【第二競技者:山姥切国広】
「……こんな馬鹿げたこと、やりたくない……」
「まんばっぺ、お願いだっぺ!」
ギョリイは キラキラとした目 で見つめる。
「……………ッ」
(拒否権がないのを察する)
「はあ……」
ため息をつき、
ドン!!
「……あんまり、無茶ばっかするなよ。俺がいないと、何するかわかんないんだから……」
(不器用に視線をそらしながら)
「ッッッ!!!!!!」
ギョリイ 爆発。
「お、おぺぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
(床に転がる2回目)
「……だから、なんなんだこれは……」
山姥切国広は 耳まで赤く染めながら、ギョリイを置いて逃げた。
【第三競技者:加州清光】
「もうこうなったらやるしかないか……」
ドン!!
「……主ってさ、ほんっとおバカだよね。俺に壁ドンされたら、どうなるかわかってんの?」
(挑発的な笑み)
「………………………」
ギョリイ しんだ。
「審神者死亡!!」
「救護班を呼べ!!」
「加州、殺したな!?!?」
本丸が大騒ぎになった。
壁ドン大会が予想以上の盛り上がり(?)を見せ、ついに 山姥切長義、不動行光、大和守安定、雲次、燭台切光忠、大倶利伽羅、三日月宗近、鶴丸国永 も巻き込まれることになった。
「……まぁ、やるしかないか」
山姥切長義が 諦めたような表情 でため息をつく。
「いや、絶対やらないって言っただろ!?」
不動行光が 必死に抵抗する。
「うーん……まあ、仕方ないよね?」
大和守安定は あっさり受け入れた。
「……フッ、まぁ予測通りの展開だね」
雲次、冷静に受け入れる。
「君のためなら、仕方ないなぁ」
燭台切光忠、微笑む。
「……俺がやる意味は?」
大倶利伽羅、露骨に嫌そう。
「うむ、面白いな」
三日月宗近、いつもの調子。
「いや~、これは面白いことになってきたな!」
鶴丸国永は ノリノリだった。
【第四競技者:山姥切長義】
「主、この茶番に付き合う理由がないんだが」
「ちょぎっぺ……そんなこと言わずに……」
ギョリイは 上目遣いで懇願する。
「……ッ」
(山姥切長義、何かを察する)
「……………仕方ないな」
ため息をつき、スッと近づく。
ドン!!
(壁際に追い詰める)
「……主は、俺に壁ドンされて嬉しいのか?」
(至近距離・低音ボイス)
「…おぺぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
(ギョリイ 即死)
「フッ、予測通りの反応だな」
山姥切長義は 微笑を浮かべながら、その場を去っていった。
ギョリイ、爆死。
長義のスマートな壁ドンにより、審神者の体温が急上昇。
ギョリイ「ちょぎっぺ、罪深い……」
【第五競技者:不動行光】
「絶対やらねえ!! 俺は乗らねえからな!!!」
不動行光は 断固拒否。
「行光、壁ドンするっぺ!!」
ギョリイは ぐいぐい迫る。
「やだっつってんだろ!!」
「……行光、酔ってる?」
(審神者の無邪気な疑問)
「飲んでねえよ!! ……飲んでねえよ……」
(心が揺れる不動行光)
「……くっそ、もういい!! やりゃいいんだろ!?」
ドン!!
(勢いよく壁ドン)
「……ったく、主ってやつは……こんな馬鹿なことばっかり……」
(恥ずかしそうに目を逸らす)
「ッッッッ!!!!!」
(ギョリイ、崩れ落ちる)
「お、おぺぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
(床で悶える3回目)
「おい、しっかりしろよ……」
不動行光は 赤面しながらギョリイを支えた。
不動行光、照れながらの壁ドンでキュン度爆発。
ギョリイ、またしても死亡。
「オレ、やっちまった……!?」と動揺する不動行光。
【第六競技者:大和守安定】
「えー、僕もやるの?」
(不満そう)
「やるっぺ!!!」
(満面の笑みで迫るギョリイ)
「……仕方ないなあ」
大和守安定は 軽く笑い、スッと壁際に誘導する。
ドン!!
(意外と自然な壁ドン)
「ねえ、主……本当にこんなのやりたかったの?」
(柔らかい声で囁く)
「おぺぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
(息が止まりそうになるギョリイ)
「……うん、やっぱり恥ずかしいね」
大和守安定は さらっと壁ドンを解除し、微笑んだ。
「な、なんでそんなさらっと……!!」
(ギョリイ、大ダメージ)
大和守安定、爽やか壁ドンでギョリイの心臓を撃ち抜く。
ギョリイ、酸欠になりかける。
「こんなの反則だっぺ……」と呟く審神者
【第七競技者:雲次】
「じゃあ、いくよ?」
雲次は あくまで冷静 に、ギョリイを壁際へと誘導する。
ドン!!
(綺麗に壁ドン)
「……計画通り、君を追い詰めたよ」
(さらっと囁く)
「~~~~ッ!!」
(ギョリイ、硬直)
「……さて、このままだと主の心拍数が危険域に入るね」
(冷静に分析)
「お、おぺぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
(審神者、即死)
「うん、予測通りの反応だ」
(雲次 余裕の笑み)
雲次、冷静沈着な壁ドンでギョリイを撃沈。
「計画通り」と言いながら審神者を爆死させる。
ギョリイ「ずるいっぺ……」と震える。
【第八競技者:燭台切光忠】
「じゃあ、僕もやるよ?」
(燭台切光忠、にこやかに微笑む)
ドン!!
(余裕の壁ドン)
「……ねぇ、君はどうしてそんなに可愛いんだろうね?」
(優しく囁く)
「……………………」
(ギョリイ、蒸発)
「……うん? どうしたの?」
(燭台切光忠、気づいていない)
「お、おぺぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
(審神者、溶ける)
「本当に君は可愛いね」
(さらなる追い打ち)
燭台切光忠、イケメンすぎてギョリイが完全に溶ける。
「もう無理っぺ……」と審神者が床に沈む。
「これが光忠の本気か……」と周囲が戦慄。
【第九競技者:大倶利伽羅】
「……やる意味がわからない」
(明らかに乗り気じゃない)
「いいから壁ドンしてみっぺ!!」
(ギョリイ キラキラとした目)
「……はぁ」
(ため息)
ドン!!
(やる気なさそうに壁ドン)
「……これでいいだろ?」
(そっけない態度)
「……………………」
(ギョリイ 静止)
「……なんだ?」
(伽羅ちゃん、苛立ち気味)
「……無理、かっこよすぎるっぺ」
(ギョリイ、赤面)
「は?」
(大倶利伽羅、困惑)
「お、おぺぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
(審神者、5度目の爆死)
「……ったく、面倒くせぇな」
(照れながらその場を去る伽羅ちゃん)
大倶利伽羅、そっけない壁ドンでギョリイを撃沈。
ギョリイ「クールなのが一番やばいっぺ……」と崩れ落ちる。
大倶利伽羅「やっぱりやる意味がわからん」と言いながら去る。
【第十競技者:三日月宗近】
「ほう、壁ドンとな?」
(興味津々)
「そうだっぺ!! さぁやるっぺ!!」
(ギョリイ、期待の目)
「……ならば、こうだな」
ドン!!
(柔らかな力加減の壁ドン)
「……ふふ、主はこういうのが好きなのか?」
(優雅に微笑む)
「ッッッ!!!!!」
(ギョリイ、限界)
「困ったものだな。俺はこういうのには向かないぞ?」
(のんびりした口調で囁く)
「……お、おぺぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
(審神者、6度目の爆死)
「ふふ、主は面白いな」
(三日月、満足げに去る)
三日月宗近、優雅な壁ドンでギョリイを優しく殺す。
「こんな余裕のある壁ドンは反則だっぺ……」とギョリイ震える。
「面白いな」と言いながら去る三日月。
【最終競技者:鶴丸国永】
「さぁ、最後の大トリは俺様だ!!」
(やる気満々)
「鶴丸、頼んだっぺ!!!」
(ギョリイ、期待)
「任せろ!!」
ドン!!!!!!!!
(壁 粉砕)
「ぎゃあああああああ!!!!!」
(ギョリイ、壁とともに崩れ落ちる)
「……おい、鶴丸、やりすぎだろ!!!」
(加州清光、怒る)
「いや~、驚いただろ!? これぞ俺の壁ドンだ!!」
(満面の笑み)
「いや、壁が死んだっぺ……」
(ギョリイ、瓦礫の中から顔を出す)
鶴丸国永、衝撃的すぎる壁ドンで壁を破壊。
「物理的に死ぬかと思った」と語る審神者。
「驚きの壁ドン大会、完結!!」
したはいいが…壁が無残な姿になってしまった。
第一回 「ドキドキ壁ドン大会」 は、 審神者(ギョリイ)が7回爆死し、3回溶け、2回物理的ダメージを受けるという衝撃的な結末 で幕を閉じた。
しかし、その代償は大きかった。
鶴丸国永によって粉砕された壁が、未だに本丸の大広間で無残な姿をさらしていたのである。
「いや~、驚いただろ?」
当の本人 鶴丸国永は、何事もなかったかのように笑っている。
「驚いたどころじゃないっぺ!! これはもう、事件だっぺ!!」
ギョリイは 壁の残骸を指差しながら、ぷんすこしている。
「面白かったんだがなぁ……しかし、壁がここまで脆いとは思わなかったな」
鶴丸は全く反省していない様子で、壁の残骸を眺める。
「いやいや、普通は壁ドンして壁壊れないっぺよ!? どんな力でやったっぺ!?」
「本気で驚かせようとしたら、つい……な?」
「つい、で済むレベルじゃねぇっぺぇぇぇ!!!」
ギョリイは がっくりと肩を落としながら、大工道具を持ってきた。
「まぁまぁ、主。せっかくだから、俺も手伝おうじゃないか」
「鶴丸が壊したっぺ!! 責任をもって直すっぺ!!!」
「ハハッ、それもまた面白いな!」
こうして、壁の修復作業が始まったのだった。