本丸の庭にて――。
ギョリイはむちむちぼでーで意気揚々と鍬を握っていた。
ナマズオマスクの奥の瞳はしめしめeyeを発動し、完全に何かを企んでいる。
「さつまおいもを育てるっぺ!」
ギョリイの突然の宣言に、近くにいた加州清光が「……は?」と間抜けな声を出した。
「ちょ、主? さつまいもって、普通畑で作るんじゃないの?」
「そうだっぺ! だからオラ、畑を作るっぺ!」
そう言って、ギョリイはどこからか持ち込んだ苗を抱え、庭にズカズカと進んでいく。
しかし、そこに立ちはだかったのはへし切長谷部だった。
「主、庭を畑にする気ですか?」
「するっぺ!」
「ダメです」
即答。
「主、畑を作るなら、もっと適した場所があるはずです」
「ここがいいっぺ! ここならすぐにさつまおいもが収穫できるっぺよ!」
「畑作りはそんなに甘いものではないですよ!!」
ギョリイ vs 長谷部。
ナマズオマスク vs 冷静な管理者。
この戦いを見守る清光は、「まぁ、長谷部なら止めるよな」と納得していた。
しかし、ここでギョリイは「あゆみよりステップ」を発動!
「むちむちあんよパワー、発動っぺ!」
急にリズミカルにステップを踏みながら、すばやく長谷部の脇をすり抜けるギョリイ!
なんというフットワーク! 長谷部も咄嗟に手を伸ばすが、ギョリイは踊りながらするりと回避!
「なっ……!? 主、どこへ!?」
「さつまおいも、植えるっぺーー!!」
本丸の庭の一角にたどり着いたギョリイは、素早くスコップを振るい、穴を掘り始める!
ザクッ! ザクッ!
「おおおおおお、ナマズオパワーで掘るっぺなぁぁぁ!!」
「……え?」
そこで、山姥切国広と山姥切長義が、たまたま通りかかり、掘削作業中のギョリイを発見。
「何をしているんだ……?」
「……いや、どう見ても畑を作ろうとしているようだが……」
2振りは困惑しながらギョリイの作業を見守っていたが、その時!
ゴッ!
「痛ぺぇぇぇ!!?」
ギョリイがスコップを振るった瞬間、硬い何かにぶつかった音がした。
「……なんだっぺ?」
不思議そうに地面を覗き込むギョリイ。
その視線の先には……巨大な埋もれた壺!!
「えっ!? 何これ!?」
「主、まさか何かの封印を解いたんじゃ……!?」
一気にザワつく周囲。
しかし、ギョリイはキラキラと輝く瞳(ナマズオマスクの下)で叫んだ。
「これは……! きっと古のナマズオ族の遺産っぺ!!!」
「そんなわけあるか!!!」
果たして、ギョリイが掘り当てた壺の正体とは!?
そして、さつまおいもは無事に植えられるのか!?