政府監査官、薩摩本丸に到着――
「……さて。今回の監査内容だが、本丸の財政状況について厳しく調査させてもらう」
そう言いながら、本丸の収支報告書に目を通す監査官。
しかし、ページをめくるたびに眉間のシワが深くなる。
「……7020万ギルの木!?」
「……8901万ギルの島!?!?」
「……本丸の資金、ほぼゼロ!?!?!?」
監査官の顔が見る見るうちに険しくなっていく。
「……これは由々しき問題だな。場合によっては、審神者の解任もあり得る」
「!!!!」
山姥切、長義、長谷部、清光――みんなの顔が青ざめる。
(やばい、このままじゃ主が審神者の座を追われる……!!)
しかし、ここで審神者・ギョリイがスッと前に出た。
「むぅ……監査官殿、どうかひとつ、落ち着いてほしいっぺな」
「……何を言おうと、財政状況が変わるわけでは――」
その瞬間――
\ スッ……! /
ナマズオマスクが0.7020秒だけズレた。
「――ッ!?!?」
監査官の動きが止まる。
そして、その目に飛び込んできたのは――
奇跡的な可愛さを誇る、審神者の素顔!!!!
「な……ッ!!?」
監査官は一瞬で頬を赤らめた。
「な、なんだこの……圧倒的な可愛さは……!?!?」
\ ドクン……! ドクン……!! /
「バカな……これほどの美しさ、神々しさ……っ……!」
監査官の額には大量の汗。
手に持っていた書類がハラリと床に落ちる。
「ぐっ……このままでは職務を全うできない……!」
完全に理性が崩壊し始めている監査官。
ここでギョリイは、さらにトドメの一撃を繰り出す。
「オラ、ナマズオ族の未来に投資したいっぺ……!!!」
「!!!!」
監査官の心に何かが刺さる。
「ナマズオ族の未来……ナマズオ族の夢……」
「そ、そうか……これは、ただの浪費ではなかったのか……!!!」
監査官、完全にギョリイの可愛さ&熱意に屈する。
「……私は今、重大なことに気づいた」
監査官はスッと姿勢を正し、真剣な表情で言った。
「これは単なる監査ではない。むしろ、政府が支援すべきプロジェクトだ!!!」
「!!!???」
山姥切、長義、長谷部、清光が同時に目を見開く。
「この『ナマズオランド独立国家計画』……国の未来のため、補助金を出そう!!!!」
「!!!!!!!!」
「総額、3億ギル!!!!」
\ どおおおおおおん!!!!!! /
まさかの補助金ゲット!!!!
「主……あんた……」
「むぅ……オラ、勝ったっぺ!!!!!」
こうして、ナマズオランドはさらなる発展を遂げることとなったのだった。