数日後――

「……買ったっぺ」

「何を?」

「ナマズオランドを作る島っぺ!!!!!」

「はぁぁぁぁ!?!?!?」

◆◇◆◇◆

長谷部が頭を抱えた。

「……主。まさかとは思うが、またギョリンから買ったんじゃないだろうな?」

「そのまさかっぺ!!!」

嫌な予感しかしない。

「いくらで?」

「8901万ギルっぺ!!!」

「……」

「……」

「……」

「バカァァァァァァ!!!!!」

本丸が揺れるほどの怒声が響き渡った。

「なんでそんな大金で島を買うんだよ!?!?!?」

清光が机をバンバン叩く。

「いいか!? お前、7020万ギルの木を買ったばっかりだぞ!? どうやって金を用意した!?」

「本丸の蔵に貯めてあった金を……」

「全部使ったのかァァァ!!!!」

長義が血の気の引いた顔で叫ぶ。

「まさかとは思うが……小判も?」

「む、むぅ……もちろんっぺ!」

「遠征でためた資金も……?」

「当然っぺ!!!」

「とうらぶ史上最大の経済危機だァァァァ!!!」

◆◇◆◇◆

数時間後――本丸、経済破綻。

「これ、下手したら政府にバレるぞ……」

山姥切が冷や汗をかく。

「いや、もうバレてるんじゃないか……?」

長義が青ざめた顔で呟いた、その時――

\ ドンドンドン!!! /

「むっ!? 本丸に誰か来たっぺ!」

「主、絶対に出るな!!!」

「なんでっぺ!?」

「あんたが原因なんだ!!!!」

ガラッと襖を開けると、そこにいたのは……

「失礼する。政府からの使者として来た」

――審神者監査官、登場。

「……ついに来たか」

長谷部が重い口を開く。

「主、お前はしばらく大人しくしていろ。絶対に余計なことを言うなよ」

「む、むぅ……」

こうして、本丸最大の危機「政府監査」が始まるのであった。