オラは部屋に戻ると、全身ぐったりと布団に倒れ込んだっぺ……。
「やっちまったっぺ……長谷部にバレたっぺ……」
オラはナマズオ族のあるじっぺ!!
性別不明で通してきたこのプライドが、温泉で全て水の泡になってしまったっぺぇぇぇ!!!!
「このままじゃ、長谷部が他の刀剣男士に話しちまうかもしれないっぺ……!!」
そうなったら、本丸中に「実は主は人間の女の子だったっぺ!」って噂が広がるっぺよ!?!?!?
それだけは絶対に阻止しなければならないっぺ!!!!
オラは決意し、すぐさま長谷部の部屋へ向かったっぺ。
◆◇◆
「長谷部!! いるっぺか!?」
オラが扉を天晴ナマズオ先輩音頭調にリズミカルにバンバン叩くと、中から気配がしたっぺな。
「……主か。頼むから扉は普通に叩いてくれ」
ぎぃ、と扉が開かれた瞬間——
バンッ!!!!
「!?!?」
長谷部の手がオラの腕をぐいっと掴み、そのまま中に引きずり込まれたっぺ!!!!
「っぺぇぇぇぇぇ!?!?」
「……っ!! 声が大きい!!」
長谷部はオラをぐっと扉の内側に引き入れると、慌てて戸を閉めたっぺ!!!
「……っ、誰かに聞かれたらどうするつもりだ!!?」
「ギョギョギョッ……!!」
オラは思わず口をつぐんだっぺよ……。
長谷部の顔は、普段見せることのないような複雑な表情をしていたっぺ。
まるで、言葉にできない何かを飲み込もうとしているような——そんな顔だったっぺ。
「……主、一体……どういうつもりだった?」
「うぺ?」
「ずっと、ナマズオ族のあるじとして過ごしていた理由は何だ?」
「そ、それは……オラ、ナマズオ族っぺから……!」
オラが答えると、長谷部は深く息をついたっぺ。
「……いや、人間だった。ナマズオ族ではない。人間だった」
「っ!!」
オラの体がびくっと震えたっぺよ。
「……だが、俺は、まだ混乱している」
「長谷部……?」
長谷部は、オラの腕を掴んだまま、ぎゅっと力を込めたっぺ。
「……俺はずっと、主に忠誠を誓ってきた。だが……まさか人間だったとは…俺は騙されていたということか」
そう言うと、長谷部は真剣な眼差しで見つめてくるっぺ。
「俺は……どうすればいい……?」
「っぺぇぇぇぇぇぇ!!!!!!オラはナマズオ族っぺぇぇぇぇぇ!!!!!」
オラは耐えられなくなり、全力で長谷部の腕を振り払ったっぺ!!!!
「っ!? ま、待て!!」
オラは長谷部の部屋から猛ダッシュで飛び出したっぺよ!!!!
◆◇◆
「ど、どどどどどどどどどうするっぺぇぇぇぇ!?!?!?」