なんとか長谷部の追及をかわし、山姥切と長義の助けもあってその場をやり過ごしたオラだったっぺが……。
しかし、安心したのも束の間——オラは大変なことをやらかしてしまったっぺ……!!
◆◇◆
「ふぃ〜〜、今日も疲れたっぺな〜」
薩摩の本丸には、美肌に良いと評判の温泉があるっぺ。
今日ぐらいはリラックスして、温泉でゆっくりするっぺよ……!
そう思ったオラは、誰もいない時間を狙って露天風呂へ向かったっぺな。
「さぁ〜て、ゆっくり温まるっぺよ〜〜♪」
オラはいつものナマズオマスクを外し、湯船にざぶんと浸かったっぺ。気分ものってきたっぺから泳いじゃおっぺかなぁ~♪っぺっぺっぺ…
——この瞬間が、最高に気持ちいいっぺ……!!
月明かりに照らされた湯けむりの中、オラは完全に気を抜いて一人の世界に入り込んでいたっぺな……。
◆◇◆
しかし、その時だったっぺ!!!
「主、ここにいらしたのですね」
「!?!?!?!?」
突然、背後から聞き慣れた声が響いたっぺ……!!!
「へ、へし切長谷部っぺぇぇぇ!?!?!?」
オラが振り返ると、そこには温泉に入るためにやってきた長谷部の姿があったっぺ……!!!
そして——
「っ!!???」
長谷部の表情が凍りつくっぺ。
なぜなら、そこにいたのはナマズオではなく……ナマズオマスクを外した状態のオラ、つまり——
「あ、主……!? ……にん……げん!?」
完全に、素顔を見られたっぺぇぇぇぇぇ!!!!
しかも!!!!!
オラ、裸っぺぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!いや、待てっぺよ?オラ、ポーキースーツっぺからもともと裸だっぺが…
「な、何も見てないっぺな!?!?!? 長谷部!?!?!?!?」
「っ……!? す、すまない!!!!」
長谷部は顔を真っ赤にしながら、一瞬でその場を飛び出して行ったっぺ……!!!
「うぇぇえええ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」
オラは慌てて湯船に潜り込んだっぺが……もう手遅れだったっぺ……!!!!
◆◇◆
長谷部は湯煙の中を駆け抜け、息を整えていたっぺよ……。
「……どういうことだ……?」
ずっとナマズオ族として過ごしてきた主——
その正体が、まさかの人間だったとは……!!!
「いや、でも……山姥切と長義の態度を考えれば……納得がいく……!」
長谷部は動揺を隠せなかったっぺな。
「……つまり、あの二振りは、もう主の秘密を知っていた……?」
ならば、なぜ自分には隠していたのか。
長谷部の心は大きく揺れ動くっぺよ……。
◆◇◆
オラは温泉から上がると、もうぐったりだったっぺ……。
「お、終わったっぺ……長谷部にバレたっぺ……」
このままでは本丸中に広まってしまうかもしれないっぺ……!?
どうするっぺ!?!?!?!?!?