オラ、ギョリイ!いつもナマズオマスクをかぶり、立派なナマズオ族として過ごしているっぺ!でも、その正体を知る者はいないっぺな……。

ところが、ある日——オラの秘密が、二振りの刀剣男子にバレてしまったっぺよ!

◆◇◆

その日、オラは近侍の山姥切国広と、新たにやってきた山姥切長義と一緒に、演習場で訓練を見学していたっぺ。

「主も剣の稽古をしてみるか?」
山姥切がそう聞いてくるっぺ。

「オラ、剣はそんなに得意じゃないっぺな〜」

「ふふ、なら俺が手取り足取り教えてあげようか?」
長義が軽く笑いながらオラに手を伸ばすっぺよ。

「そ、それは遠慮するっぺ!」

オラは慌てて後ずさったっぺけど——その瞬間、足元にあった小石につまずいてしまったっぺな。

「うわぁぁっぺ!!!」

ドサッ!!

転んだ拍子に、なんとナマズオマスクがポロッと外れてしまったっぺ……!!!

「っ——!!」

オラの素顔が、二人の前にあらわになったっぺよ……!!

◆◇◆

山姥切と長義は、驚いたように目を見開いていたっぺな。

「……あんた、ちゃんとした人間だったのか」
山姥切がぽつりとつぶやくっぺ。

「……いやぁ、これは予想外だね。まさか、こんなに可愛らしい姿が隠れていたとは」
長義はニヤリと笑って、オラの顔をじっと覗き込んでくるっぺよ!

「ま、待つっぺ!! 見ちゃダメっぺ!!」

オラは急いでナマズオマスクを拾ってかぶり直すっぺけど、もう遅いっぺ……二人にはしっかり見られてしまったっぺな……。

山姥切は、そっぽを向いていたっぺ。

「……別に、あんたがどんな姿でも、俺の主であることに変わりはない」

その言葉がちょっと照れくさそうだったのが、なんだか可愛かったっぺな!

一方、長義はまだニヤニヤしながらオラを見つめていたっぺよ。

「ふふ、これからは主の可愛い顔を、もっとよく見られる機会が増えそうだね?」

「増えないっぺ!!」

オラが必死に否定すると、長義は楽しそうに笑ったっぺな。

こうして、オラの秘密は二振りの山姥切にバレてしまったっぺ……。

でも、二人ともオラを変わらず大切にしてくれることが分かって、ほんのちょっとだけ安心したっぺよ!

——それでも、ナマズオマスクは絶対に手放さないっぺからな!!