お昼ごはんを頬張っていたギョリイは、突然、何かを思い出したかのようにガタッと立ち上がった。
茶碗片手に目を輝かせながら、力強く宣言する。
「今日、滑落ナマズオの日だったっぺ!!」
その声に、本丸の刀剣男士たちは一斉に視線を向けた。
先ほどまで穏やかに流れていた昼食の時間が、一瞬にして騒がしさを増す。
「……滑落、ナマズオ?」
山姥切国広が眉をひそめながら復唱する。
「主、またエオルゼアに行こうとしてるのか?」
へし切長谷部は鋭い目でギョリイを見つめる。
「ちょっと待てよ。前にプリンスデーってやつに行ったばかりじゃなかった?」
加州清光が呆れたように腕を組む。
「そ、それに滑落って……何をするつもりなの?」
大和守安定は若干不安げにギョリイを見つめた。
「これを見てほしいっぺ!!」
ギョリイはポーキースーツのポケットから取り出した一枚のチラシを、バンッと卓の上に広げた。
そこには、色鮮やかな文字でこう書かれている。
【滑落ナマズオ開催のお知らせ】
時間:3月17日 23:50~約20分
場所:エレメンタルDCクジャタ鯖 ウルダハのひな壇
必須:ナマズオマスク&着ぐるみ系胴
概要:ひな壇に並んだかわいいナマズオ達を撮影した後、ひな壇が消えて落ちていくナマズオを皆で楽しもう!
「……ひな壇が消える??」
「つまり、全員落ちるってことか?」
「それを楽しもうって……」
刀剣男士たちは一瞬絶句した。
ギョリイはきらきらとした眼差しで彼らを見つめ、胸を張る。
「そうっぺ!! ナマズオたちが集まって、かわいく並んで記念撮影するっぺ! でも、その後ひな壇が消えて、みんな一斉に滑落するっぺな!!」
「……それ、楽しいのか?」
薬研藤四郎が首をかしげる。
「楽しいっぺ!! だって、みんなナマズオマスクを被ってるっぺ! そして、一斉に落ちるっぺ!! これぞまさに、ナマズオの美学っぺ!!」
ギョリイは手をブンブン振り回して力説した。
「美学……??」
山姥切長義は理解できないといった表情だ。
「……ま、主が行くつもりなら、どうせ止められないんだろ?」
鶴丸国永が肩をすくめる。
「ちょ、ちょっと待て! 前にエオルゼアに行った時、帰ってくるなり“エオルゼアのナマズオ文化は深いっぺ……”ってしみじみしてたろ!? また何か影響されて帰ってくるんじゃないのか?」
へし切長谷部が心配そうに詰め寄る。
「だいじょうぶっぺ! 滑落するだけだから、特に新しい何かに染まることはないっぺ!!ただ可愛いだけっぺ!!!」
「ほんとか?」
「本当に?」
全員の視線がギョリイに集まる。
しかし、ギョリイは しめしめeye を発動させながら、にんまりと微笑んだ。
ギョリイは既に エオルゼアへ行く気満々 だった……。
こちらはウペックスに掲載したものの写しになりますぺ
https://x.com/Harii22Exabyte/status/1901601106117181617