これは、あるじさまがエオインしていない時のマメット・ナマズオたちの様子を描いた物語です。





ナマズオ先輩とナマズオ後輩はシロガネ22区にある海辺にあんよを運んでいました。海を眺めながらアラガンメロンを食べようと思ったからです。海辺には海へと続く川が流れていました。その川でアラガンメロンを冷やしておいて、その間は砂浜で一緒に遊ぶことにしました。



砂浜でかけっこ。

砂風呂。

海の家でごろんと一休み。



ナマズオ先輩とナマズオ後輩は思う存分に遊びました。

そんな中、海の向こうで鳥たちが沢山いて、何やら空がざわついていることに気付きました。

『なんだっぺ!?』

ナマズオ先輩は不思議そうにぐんにょり。

ナマズオ後輩もナマズオ先輩に言われて海の向こう、ざわつく空に可愛い目を向けました。確かに鳥たちが沢山いて何やら不穏な空気です。

『しきりに海をつついているように見えるっぺな』

ナマズオ後輩は"しめしめeye"をしました。

目を細めて、目を凝らして、海と空と鳥たちを見ます。



あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ



ナマズオ後輩は大きな声で叫びました。その声に驚いたナマズオ先輩は勢いよく飛び跳ねてしまったあとにレモンおくち。

『ど、ど、どうしたっぺか!!?』

ナマズオ先輩の問いかけに応えず、ナマズオ後輩はひどく落胆している様子。そして可愛いヒレで海の方を差します。ナマズオ先輩はナマズオ後輩の可愛いヒレ差す方を"しめしめeye"で見ます。

『あの方向にラプタでもあるっぺか?』

『違うっぺな』

0.7020秒でツッコミされるナマズオ先輩。



『ア ラ ガ ン メ ロ ン !』



あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ



ナマズオ後輩の『アラガンメロン』という言葉で事の重大さに気付いてしまったナマズオ先輩も大きな声で叫んでしまいました。



そうです。

川で冷やしていたアラガンメロンが、どんぶらこどんぶらこして海に流れ出てしまい、鳥たちの御飯になってしまったのです。あれは不穏な鳥たちの姿ではない。歓喜の鳥たちの姿。



ナマズオ先輩とナマズオ後輩の可愛いおひげもしょんぼり。2ヒレは仕方なくFCハウスに帰ることにしました。



ひどく落胆した2ヒレ。



FCハウスに帰る道中、一言も言葉はなく、とぼとぼ…

『そこの可愛いナマズオちゃん!』

声を掛けられるナマズオ先輩とナマズオ後輩。地面を眺めながら歩いていた2ヒレはこの時、初めて顔を上げました。

顔を上げるとそこにはどんぶりの中にフィットしたギョchi…

『オラはそのような名前ではないっぺな!!!』

ナレーションを遮って訂正してくるギョチ…いや、どんぶりにフィットしているナマズオちゃん。

『あなたはだれぺ?(絶対にギョチンちゃんぺ)』

ナマズオ後輩は確信していましたが、あえて聞いてあげました。

『オラは心優しきナマズオちゃんの前にしか現れないどんぶりの妖精!!ナイスドンブリ!!!っぺな♪』

『…(ギョチンちゃん…)』

ナマズオ後輩、虚無。



『ライスドンブリ!!!!!!!!』



ナマズオ先輩はさっきまでしょんぼりしていたのに目をキラキラさせて大喜び!ちょっと名前を間違えているけど。

ギョチ…いや、ナイスドンブリはナマズオ後輩の虚無、ナマズオ先輩の笑顔を見て内心とてつもなく興奮しておりましたが、冷静さを装ってこう言いました。

『きみたちはオラのおともだちの鳥たちにアラガンメロンをごはんとして分けてくれたっぺから、そのお礼にもっとおっきなアラガンメロンをあげるっぺな♪』

ナイスドンブリのヒレには、それはそれは大きなアラガンメロンが抱えられていました。

ナマズオ先輩とナマズオ後輩は大きなアラガンメロンを見て歓喜のぐんにょりをしました。



この日、ナマズオ先輩はエオインしたはりいさんにどんぶりの妖精、ライスドンブリの話を目を輝かせて話してあげたそうです。





この物語をイメージした曲
作成者@oomiyasun
https://suno.com/song/42fb5aaa-d051-452e-8654-1c2ae89e45e5?sh=PolXoUPnHbpg2XZ5