これは、あるじさまがエオインしていない時のマメット・ナマズオたちの様子を描いた物語です。
FCハウスのお庭には動かない人力車が置いてありました。はりいさんは古めかしいものが大好きで、この庭具が実装された時に真っ先に作って置いたものです。色はルビーレッド!はりいさんの大好きな色。
ナマズオ先輩はこの人力車に座って日向ぼっこをするのが大好きでした。はりいさんがエオインしない日は、はりいさんが作ってくれたこの人力車に乗って日向ぼっこをしながらお気に入りの本を読んだり泥水をすすりながらお菓子を食べたり眠くなったらお昼寝したり…
『おい!』
『…』
『おい!!』
『……』
『おい!!!』
ナマズオ先輩は何度目かの呼びかけでようやく目が覚めました。
『なんだっぺ…か?』
まだ虚ろ虚ろなナマズオ先輩。
『ったくよう!いつもいつも俺の上でグウタラしよってからに!』
『うぺ!!!??』
ナマズオ先輩の魅力的なそれはそれは可愛いおしりが腰掛けていた人力車が喋っています!その声は紛れもなく人力車から聞こえました。
『ギョギョギョ!!!!!』
ナマズオ先輩は驚きのあまり飛び跳ねてしまい、危うく人力車から落ちそうになってしまいました。すると
『危ねぇぇぇ!!』
人力車から都合のいい手が伸びてきてナマズオ先輩をキャッチしてくれましたが、食べかけのお菓子だけは地面に零れ落ちてしまいました。
『ありがとだっぺな♪えっと…人力車さん』
人力車さんは照れくさそうに
『お、おう』
と返事をすると、都合よく伸びた手で頭(と思われる天辺)をカキカキしました。
『おまえは俺の上でグウタラするのが好きみてぇだが…』
『好きぺ!!!』
ナマズオ先輩は0.7020秒で答えました。
『そ、そうか…退屈じゃねぇのか?動かない人力車なんかに乗って。周りの景色も何も変わりはしないんだぞ』
ナマズオ先輩は何故"動かない人力車に乗ること"が"つまらないこと"になってしまうのか不思議に思いましたが
『オラ、人力車さんの上で日向ぼっこしたりお気に入りの本を読んだり泥水をすすりながらお菓子を食べたり眠くなったらお昼寝したりするのが大好きっぺ♪景色はオラがごろんごろんすれば少し変わるっぺな♪』
そう言うと人力車さんの上でごろんごろんし始めました。それを見た人力車さんは盛大に笑い
『おまえは面白いやつだっぺな!!!』
ナマズオ先輩の語尾がうつっていました。
『人力車さんは動けるようになって何処か遠くに行ってみたいっぺか?』
ナマズオ先輩はちょびっと淋しそうに尋ねました。
『今はもうここでおまえがグウタラするのを見守っているのも悪くないと思っているよ』
気付くとお昼ごはんの時間でした。
ナマズオ先輩は人力車の上で眠ってしまったようです。
『人力車、さん…?夢だったっぺか?』
ナマズオ先輩は虚ろ虚ろに辺りを見渡しました。人力車から声もしません。もちろん手もありません。
地面には何故か零れ落ちたお菓子が散らばっているだけでした。
この物語をイメージした曲
作成者@oomiyasun
https://suno.com/song/f45cad3c-185d-4275-8de4-fc361112ac2a?sh=CB1QLoTb4RkDVnEL