これは、あるじさまがエオインしていない時のマメット・ナマズオたちの様子を描いた物語です。





『みんな起きるぺ!これを見るぺ!』

朝からうぺうぺな声がFCハウスに響き渡ります。それはとてもとても大きな声で、寝ていたナマズオたちもモソモソとオフトゥーンから抜け出して来ました。

『どうしたぺ?』

『まだ薄暗いっぺよ?』

『まだ眠いっぺな』

マメットナマズオちゃんたち、奉公ナマズオちゃんたちみんなが起きて来ました。



『オラが育てた、さつまおいもっぺ!』



どどーん!と掲げられたナマズオ先輩の可愛い小さなヒレには、それはそれは立派なさつまおいもがありました。



『うわぁぁあああ✨』



みんな歓喜のピチピチ跳ね!

ナマズオ先輩は待ちきれなくて夜更かししたのに朝早くに目が覚めてしまい、さつまおいもを掘り掘りしたのでした。そしてさつまおいも1個を掘り当て、嬉しさのあまりみんなに見せに来たのです。

『まだいっぱいあるみたいっぺから、みんなもヒレ伝いしてくれないっぺかな?』

ナマズオ先輩の大喜びの笑顔は、まるで今日のお天道様みたいにぺっかぺか!外はもう明るくなっており、朝ごはん前に一仕事すんべ!と、みんなで掘り掘りすることにしました。みんなが外に駆け出して行く中、ナマズオ先輩はナマズオ後輩に声をかけました。

『どうしたっぺか?』

ナマズオ後輩は夜のさつまおいも埋め込みクエストのことが実はバレていたのでは…と、内心ドキドキしていました。



『オラが1番に掘り掘りしたこの立派なさつまおいもを、親友のナマズオ後輩にあげたいっぺな!』



ナマズオ後輩は涙を堪えて虚無顔を貫きました。少しでも動いてしまったらこぼれてしまいそうでした。



『ナマズオ…こう…はい?』



虚無顔ナマズオ後輩



『やっぱり…さつまおいもなんぺ…嬉しくないっぺよね…』



虚無顔ナマズオ後輩



『ギョギョギョ!ギョギョギョ!ギョギョギョ!』



ナマズオ後輩はすてきな泥水を飲んだ如く叫び出し、ナマズオ先輩から立派なさつまおいもを受け取りFCハウス内を走り出しました。



ほんとはナマズオ先輩に泣いてる姿を見られるのが恥ずかしくて、勢いで誤魔化しただけでした。



あまりの叫びっぷりと走りっぷりにナマズオ先輩は大喜び!そんなに嬉しかったのかとナマズオ後輩のあとを追いかけて走り回りました。