これは、あるじさまがエオインしていない時のマメット・ナマズオたちの様子を描いた物語です。
『あら、ナマズオ先輩。ランドセルを背負って何処に行くっぺか?』
奉公ナマズオのほたるまる先輩が、はりいさんから貰ったおさがりのランドセルを背負ったナマズオ先輩に話しかけました。
『石の学校に行って来るっぺな♪』
石の学校。
それはFCハウスの近くにある大きな石がある場所のことで、おさがりのランドセルを貰ったナマズオ先輩は嬉しくて嬉しくて"石の学校"と称して暇さえあれば出掛けていたのです。
ナマズオ先輩は石の学校に着くなり石に腰掛けランドセルを広げます。中身は…
『昨日、摘んだ草がしなべてるぺ』
大量の雑草、枯れてしまっています。ランドセルから大量の枯れた雑草を取り出して石に並べ出すナマズオ先輩。
『石に髪の毛が生えたっぺ!』
大量の枯れた雑草のおかげで石がコルクブラウンの髪が生えたようになりました。ナマズオ先輩は何処か満足気に、そらして誇らし気に石を見つめていました。
その次の日。
この日はお食事係の奉公ナマズオ、からちゃん先輩、みっちゃん先輩、さだちゃん先輩が石の学校に行くナマズオ先輩のためにお弁当を用意してくれました。
石の学校に着くと昨日のコルクブラウンのカツラは跡形もなく、石の頭は寂しいものになっていました。きっと風で飛ばされたのでしょう。ナマズオ先輩はその全てを受け入れ、石の学校の寂しくなった頭をヒレで撫でました(埃をはらった)
おにぎりを食べる準備万端です!
ランドセルを開けると楽しみにしていたお弁当、泥水、おやつが入っていました。お弁当はナマズオ先輩が大好きなからあげ、そしておにぎり。他にも色々なおかずがいっぱい!ナマズオ先輩は嬉しくてピチピチ跳ねて歓喜の舞をしたあと、ヒレをおしぼりできちんと拭き拭きしてからお弁当を食べ始めました。
(ハァァァン❤️かわいいいいい❤️)
ナマズオ先輩は何かの視線を感じました。はりいさんがオラを舐め回すように見つめる時のような…そんな視線に似た感じです。ナマズオ先輩は辺りを見渡しましたが誰もいません。ナマズオ先輩はぐんにょりと顔を傾けましたが気を取り直してお弁当をまた食べ始めました。
(ハァァァン❤️あのちぃぃぃちゃいヒレをちゃんとおしぼりで拭いてたっぺぇぇぇ❤️あああああのおしぼりになりてぇぇぇ❤️)
ナマズオ先輩はおにぎりをハミハミしていましたが、先程より激しい興奮状態の視線を感じ、辺りを見渡しました。やはり姿は見えませんでしたが石の学校から少し離れた木の影付近に"そんし特急エデン逝き"の電車が到着していました。ナマズオ先輩がキュキュキュキュキュっとそこまで行くと"そんし特急エデン逝き"の電車に乗りかけているギョミヤちゃんを発見しました。
『何してるっぺか!?蘇生ハァァァン!』
ナマズオ先輩の叫び声に奉公ナマズオのまんばっぺとちょぎっぺが駆け付け、ギョミヤちゃんは更に興奮してしまい"そんし特急エデン逝き"の電車に乗車してしまいました。
『オラのあるじ様がご迷惑をおかけしましたっぺ…。はりいさんがログインされてるかと思い、あんよを運んだっぺが…ナマズオ先輩のお弁当を食べる瞬間に鉢合わせ、このようなことに…』
ギョミヤちゃんの相棒ナマズオちゃんはエデンを旅している(気を失っている)ギョミヤちゃんを横目で見ながら溜息をついた。
『お互い、重度のナマズオテンパードがあるじ様だと大変っぺな。そのぶんいっぱい大切にしてもらえるっぺけども♪』
ナマズオ先輩とギョミヤちゃんの相棒ナマズオちゃんは見つめ合い
『分かるっぺな!!!』
2ヒレはヒレを固く握り合い、お互いのあるじ様の重度ナマズオテンパードっぷりを語り合ったのでした。