一か月ほども前のことになりますが、1学期の最後の大行事である音楽会が2日間にわたってありました。
年少さんは、各クラスとも大太鼓一人のほかは、スズ、カスタネット、タンブリン、トライアングルの4つの打楽器しかなく、リズムもほぼほぼ【トン。トン。ト・マ・ト】のみで構成されています。
しかし年中さんにもなると、まずどのクラスも鍵盤ハーモニカが大多数を占めてきます。
さらには、木琴・鉄琴に太鼓は大太鼓に小太鼓とバラエティに富み、一人二役ということも珍しくありません。
音楽会という名にふさわしい出来栄えになります。
歌も、年少さんはただ叫んでいるというか大声を出しているだけで聞き苦しいほどですが、年中さん以降は程度と言うものをわきまえています(笑)
とはいうものの、別にお受験して入ったわけでもない、ただの私立幼稚園。
他の幼稚園より一年は進んでいると言われる幼稚園ですが、それは子どもを選んでいるからではなく、努力の賜物です。
誰の努力家と言うと。
園児でもなく、保護者でもない。
そう、先生方の努力の賜物です。
幼稚園でさえ、クラスにカラーがあります。雰囲気とまでは言えないクラスのカラーが出てくるのは、やはり担任の先生に因るところではないかと思います。
さて、そんなマドモアゼルの担任の先生はと言えば。
担任を持つのが初めてと言う20代前半の男の先生です。
一所懸命やって下さるし、やはり接し方が女の先生とは違うのか、子どもたちは先生のことが大好きです。
が。
時折指導力に欠けるのも、仕方ないとはいえ、事実です…。
さて、音楽会に話を戻します。
マドモアゼルのクラスは合奏が『アンパンマンのマーチ』で合唱が『大きな古時計』です。
マドモアゼルの園では、先生がどの楽器をするのか一方的に決めるのではなく、いろんな楽器をみんなが順番に触ったうえで、本人の希望はもとより、バランスや出来不出来などを見て、最終的に決定します。
マドモアゼルは一貫して、鍵盤ハーモニカと言っていたので、間違いはないと思っていました。
が、年中さんの鍵盤ハーモニカはほかの楽器と二役のことが多いので、マドモアゼルが鍵盤ハーモニカしかしないと、ちょっとガッカリ。
(あとで、鍵盤ハーモニカは出来ない子もいるから、担当になったっていうのは出来る証拠だよと、タンブリン担当の男の子のママが慰めてくれました…)
音楽会の練習はともかくとして、普段の鍵盤ハーモニカの練習は、20人以上の4歳児を担任の先生一人で教えているので、指使いも手の形もむちゃくちゃです。
マドモアゼルも、当初は鍵盤に対して手を直角に…まるで鍵盤に忍者チョップをするかのような手の位置だったので、それではさすがにまずいと、エレクトーンにドレミのシールを作って貼り付け、『手はまぁるく、タマゴを軽く握ったように』とヤ○ハ式に叩きこみ、何とか修正に成功しました。
そして音楽会の練習もエレクトーンで見てあげて、間違えずに余裕をもってできるように、練習をさせました。
おうたのほうはといえば、意味を理解せずに耳で聞いて覚えるので、歌詞も怪しく…こちらも、紙に書き出してお部屋にはり、機会があれば仲良く歌う♪日々。
…努力は、親もしているようです(苦笑)
そして、迎えた本番!
まずは、合奏…。
あれ?
おや?
おやおや???
通常、園児だけの合奏ではムリがあるので、先生のピアノのリードに合わせます。
が。
何故かピアノの椅子に座っているのは、担任の先生ではなく、担任を持たずに音楽指導を中心に活動されている園長先生の娘先生…。
いや、普通は担任の先生がピアノ弾くのですが…。
そして、担任の先生はその娘先生の後ろで、密やかに指揮をとっていた…。
出来栄えはと言うと…。
年中さんにしては、ちょっとアレな感じで…。あまり揃ってなかったし、一人二役の子もいないし、楽器の種類も少ない。
先生も頑張ってはいたんだろうけど、指導力が甘かったかな…。
おうたの時は、ピアノも担任の先生が弾いて、ちょっと振り付けもあり、上手に歌えていました。
マドモアゼルのクラスの次は、同じく年中の他クラスの発表でしたが…やっぱり出来栄えは歴然としていました。
太鼓の音は揃ってるし、鍵盤ハーモニカの子どもは、全員打楽器も担当していたし…。
先生の力って、すごいんだなー…と。
そんな感じで、親としてちょっぴり残念でしたが、子どもたちは本番で力を出し切ったようで、ニコニコでした。
間違える子もあまりなかったようで、合奏→合唱に整列するのも、スムーズに出来ていました。
まぁ…4歳児クラスが、鍵盤ハーモニカはもとより、木琴だの鉄琴だの、やれ太鼓だのシンバルだのと、園の時間内に仕上げるだけでもすごいですよね。
(ということにしておく)
最後に。
娘先生曰く『小さくても(←子ども)、大きいても(←担任)、出来の悪い子ほどかわいいもんやねん。しゃーない、聴いてられへんわ』と。
いつも美しいお化粧、綺麗なストレートの髪を無造作にクリップで留めて、ため息をついてました…。
だったら、ピアノの先生出来るのだから、個人レッスンしてやればよかったのに…。
ちなみに。
合奏のあと、みんなで片手を振り上げて『いぇい!』と叫ぶはずだったのに、本番ではありませんでした。
マドモアゼルがやっていただけなので、私の勘違いかと思っていたのですが、他のママも『なかった』『いぇいはどうしたんだろう…』とささやき合っていたので、思い切って先生に尋ねたところ…。
肩を落として。
「すみません…なんかタイミングが合わなくて、あわあわしてたら、T先生(副園長)が幕を下ろしてしまって、出来ずじまいでした…すみません…」
だって。
がんばれ、先生!
…
やはり、音楽会の成功は、担任の先生に掛かっているようでありました。ちゃんちゃん。