旧姓に戻す | 黒猫なつくかな?

旧姓に戻す



去年は人気すぎて、いつ行っても売り切れでしたが、少し落ち着いたようで、手に入りやすくなりました。

毎回、色々な味が登場するのも楽しみです。


さて、5月に出張で九州へ行った時、大宰府天満宮へ寄ったんですが、その時、急に頭に『旧姓に戻す』という考えが下りてきたのです。
すーーっと。
スピリチュアルな事には懐疑的な現実主義者の私ですが、その考え以外ないよ、くらいの当然の気持ちが頭を支配しました。
ほんの数分前まで、全く考えもしなかったことなのに。



離婚当時は、こどもも小さかったし、旧姓に戻して、全ての名義を変えていく精神力など本当に残っていませんでした。
とにかく離婚を成立させることが第一だったので。

それから10年。
漫然とこのまま婚家の姓を名乗って生きていくのだな、と思って過ごしていました。

出張から帰って、ふと子どもらに『旧姓に戻そうかと思うが』と提案したら、まさかの2人とも超ノリノリで『そうしよう!』『今すぐしよう』『いつ変わる?!』とぐいぐい背中を押され、家庭裁判所に『氏の変更』を申請することに。

離婚後10年という点が、裁判の許可が得られるのか心配でしたが、特段突っ込んだ質問もされず、スムーズに進みました。

ただし、4000円+150円の収入印紙や切手が何枚か必要だったり、独身の頃から現在までの戸籍謄本が全て必要だったり、裁判所の呼び出しに応じたりで、手続きが約1カ月かかります。

裁判所からの審判が下りて初めて市役所で氏の変更をします。
住民票はすぐ変更できますが、戸籍は2日半かかりました。
そこから、運転免許、銀行、会社、学校、各カードの名義をやら、ネットに登録しているアカウントの修正やら何やらの変更をし、ようやく落ち着いてきたところです。

やー、これを離婚直後や、こどもが小さい時には私には無理だったわと改めて思いました。

とはいえ、やってみてしまえば、戻して良かったという気持ちしかありません。

会社では、まだまだ五回に一回は前の姓で名乗ってしまいますが、やがてそれも無くなるでしょう。

不思議な事もあるもんだな、つくづく思いました。