奈良少年刑務所
山下啓次郎が設計しています。
施設内の見学をしてきましたが、残念ながら撮影不可。
矯正展は今回で最後。
ホテルとしての活用も案として出ているそうですが、修繕に多額の費用がかかるのでどうなるかな?
特に美しいのが、この「中央看守所」の2階。放射状に受刑者が暮らす「舎房」が配置され、1カ所から廊下を見渡せる構造になっていて、自然光が1階まで入るように2階の廊下には隙間があるのです。
ここを一番見たかったのに見学会では見られなかった…残念。
施設の見学では、移築されたさ奈良奉行所時代の独房も見られました。
今日は賑わっているここも普段は静かな所なのでしょう。
『空が青いから白をえらんだのです』は、ここに収監された少年たちの詩集です。
以前読んだことがあり、今日の青空と雲とリンクして切ない気持ちになりました。
実際使われている個室の様子も公開されていました。印象的だったのが液晶テレビが設置されていたこと。見る時間などは制限されているでしょうが、そこだけハイテクでした。
あとはペラペラの布団、洋式トイレ、洗面台、文机、小さな本棚。
古い建物なので冬は極寒、夏は灼熱だろうな…。
明日もやっています。