今日お兄ちゃんの担任の先生から電話がありました。


11時に一回。
「図工の工作で使う材料が
 お友達のものと混ざってしまったようなので、
 何を持たせたか教えていただけますか?」
という電話。
わざわざ電話をくれるほどのことなのかな?
と思いつつも、内容を先生と確認。
紙袋の色まで聞かれて、なんか変!と思いながら電話を切りました。
お兄ちゃん、おっちょこちょいだから、
友達と材料が混ざっちゃって、取り合いの喧嘩したのかな。
竹串も持たせたから、誰かを怪我させちゃったのかな。
もやもやしつつ。


13時に一回。
出掛ける直前で、出ようか出まいか迷いつつ出ると
また先生。
「実はですね。先ほどきちんと申し上げればよかったのですが、
 クラス内の工作の材料を忘れた生徒が、
 誰も見ていないときに、お子さんの工作材料を袋ごと
 とってしまったようなんですね。
 そして、紙袋に自分の名前を書いて、僕の物だと言ったものですから。」
お兄ちゃんは、それは自分の持ってきたものだ、とは言ったけれど、
お友達に「ほら、ここに名前が書いてあるから自分のだ」
と言われて「うーん、そうかな~?僕のだと思うんだけど・・・」
という感じで埒が明かなかったようなのです。


「忘れたということを言い出しにくい雰囲気を作っていたかと思うと
 申し訳ない気持ちです。」とか
「お子さんは巻き込まれた形になってしまい、
 二人だけ2時間ほとんど授業ができずすみません。
 今度改めて時間を取らせていただきますので」
とか色々あやまってくれました。
けど、
気にしなくていいですよ、と思いました。
しかも、わたしに迷惑はかかってないし!


それよりも、うそをついちゃった子が可哀想だなぁ、と。
「せんせーい!忘れちゃった~」と言えないくらいには成長してるくせに、
バレるに決まってるようなウソしかつけないお年頃。
だらしないと思われたくない!と感じるくらいだから、
先生や友達にいろいろ聞かれて辛かっただろうな、と。
事実がわかった時、うちの子はどういう様子でしたか?と聞くと
「あの、それが、怒ったり責めたりする様子もなくて、
 ふーん、やっぱり僕のだったんだ~と言っていただけでした。
 自分としてもクラスでこんな事が起こって大変ショックだったんですが、
 大らかな様子に救われました」
と教えてくれました。


まあ、想定内というか、
そんなことくらいあってもおかしくない、と思った。
自分の子がしたらそりゃあ怒るけど、
したくなるような気持ちもわからないでもないし。
ショックを受けないで~、そんなことで。
悪いことしても、バレちゃうんだな、といういい勉強になったし、
ウソがばれたときの「あちゃ~!」と赤面する感じって
特別なものだから、一回くらい味わったほうがいいと思う。



帰ってきたお兄ちゃんに
「どんな気持ちだった?」と聞いたら、
「みんなも僕のだって知ってたし、
 返してくれたから別にいいよ」と言っていました。
人にずるい気持ちがあることや、
恥ずかしい気持ちがあることは、もう知ってて、
自分にももちろんある。
けど、どうやってそれを表に出すかは人それぞれで、
「あ、とっちゃったんだな」と。



父ちゃんは勝手者だし、母ちゃんはムラ気だし、
弟は適当だし、ほかにも変な人がいっぱいいるので、
お兄ちゃんにとっては「たいしたことない」事件だったんじゃないかな。

でも相手に嫌なことをされても、
嫌なことをした理由も理解できるから怒れない。
そういうタイプだと思うから、
おおきい問題が起こった時にはフォローしなくちゃな~と思っています。



ま、幼稚園に比べると、
小学校はドラマチックですな~。
でも、人生いろいろあるんだから、
あんまりシリアスに対応すると器がちっちゃくなる気がします。
ちょっとくらい悪い事しても、許してあげて~。
おおごとにすると、かえって言いだしにくくなって意地はっちゃったりするから~。


自分が先生だったら、
「そっか、じゃあ二人のかもしれないね、
 一緒に使って、足りない分はみんな分けてあげてね。」
と言いたかったなと思います。
うそついたその子には、それでも充分響くんじゃないかな。
真実を追及するだけが真理じゃないと、思っています。
もっと心ってやわらかなものだよね。


春休みも明日で終わり。
明後日から弟は、ピカピカの一年生。
お兄ちゃんが入学する時みたいなドキドキ感はなくって、
「え?いつの間に大きくなったの?」
という気持ちが強い。
本当に、知らぬ間に、という感じ。


「お兄ちゃん」と「弟」という関係の事を、
最近かんがえています。
真面目で根がやさしくて、臆病だけれど曲がったことは大嫌いなお兄ちゃん。
言葉遊びが上手で感覚値が高く、空気を読まないようでいて
実はものすごく読める弟。
それぞれのキャラクターが際立ってきたことは
立派に成長してきた証でもあります。
けれども、だからこそ生まれてしまう軋轢もある。
かあちゃんはそれをちょっとつらいな、と思うことがあります。


お兄ちゃんの心からにじみ出る優しさは、
弟からは決して出てこないものです。
弟はその優しさを表面的に真似してみたりはするけれど、
自分がするとなんか違うな、とも思っている。
弟がよそに行ったときにだけ出す、場を支配する独特の雰囲気を、
お兄ちゃんは「ずるい」と表現しています。
お兄ちゃんは弟のことを「面白いやつ」と認めているけれど、
あんまり調子に乗る姿を見てるとさすがに面白くない。


それぞれが持つ良さは、お互いにわかっています。
だって、大好きなんだから。
いちばん気の合う友達なんだから。
いつだって、一緒に居たんだから。

家でふたりで遊んでいるとき。
その時間が一番友好的です。
弟はお兄ちゃんを尊敬する言葉を使って素直に頼るし、
お兄ちゃんは弟のサポートをしてやり、成功すれば褒めてやります。
いつでも何処でも同じようにしていられないものかね~と、思います。
でも、それが兄弟ってものなんだよな~とも、思います。


わたしにも姉が居るので、二人の気持ちがよくわかります。
これは、時間しか解決してくれないな。
そんな風にも思います。


気になったので、わたしの母はどう思っていたのか聞いてみました。
「え~?そんなの覚えてないよ~!
 お姉ちゃんは勉強できなくてノロマだからイライラしてたし、
 あんたは何考えてるのかよくわかんないような所があったけど、
 かまってる暇なんてなかったしさ~。」
だそうです。
もう、がっくりしちゃった!
でも、親が考えたってどうしようもない事もあるよな~、
自分で乗り越えられるように、せいぜい自信をつけてあげたいものだな~、と
少し気持ちが楽になりました。




さっき子供たちを寝かしつけている時には、
女性の生理について考えていました。
自分に限ってなのだけど、
生理の前には胸が大きくなり、
便秘になり、
抗えないほどの眠気に襲われ、
まあ一般的に言われている程度には不機嫌になり、
喉が渇き、微妙に食欲がなくなります。
生理が始まると、
異様にスナック菓子が食べたくなり、
真っ黒いウンチが山のように出て、
おお、デトックスやんけ、と思います。


昔、生理が近いことを必ず当てるボーイフレンドが居ました。
唾液の味が違ってくるのだそうです。
女の身体ってすごいな~。
大抵は無駄になる精子を作りまくる男の身体もすごいけど。
生理はくさいし、常に蒸れてて最悪です。
妊娠中や授乳中は生理が無いので、常に妊娠していたいものだ、
と思ったりもしましたが、
それでは身体がもたないので、
今月も股を湿らせています。


わざわざこんなことを書かなくても、と
自分でも思うのだけど、
未来永劫続くものではないと思うと、
もののあはれというか、
そんな気持ちにすらなるのです。
いつかこの時のことを懐かしく思い出す日が来るのだろうな~。
身体の声に耳をすませて生きていきたいものです。



今日本屋さんで
「一日一食の食事で20才若返る!」
みたいなタイトルの本を見て驚愕しました。
ちゃんと歳とろうよ。
そんなに若返らなくていいでしょ。
若く見えるとエライのか?
気持ちわるいとは思わないのか?
きれいな人を見ると気持ちがいいが、
きれいな事にだけ一生懸命になっている人を見ると
気味が悪いんだよな~。
なんか、ぞぞ~っとしてしまうことであるよ。




今日はものすごい暴風雨でした。
ちょっと、興奮した!


唐突に乳腺ブロードバンド開通。


去年の震災以来、いろいろ思いすぎて
書くのが怖いような気持ちになっていたんだけど、
ようやく自分なりに気持ちの整理もついてきたし、
子供はどんどん大きくなっていくしで、
やっぱり書き残しておきたいような事もたくさん出てきて、
臆病を億劫がっていてはいけないな~と思って。
うまくリズムに乗れますように。


2012年も、よろしくお願いします。



毎年30枚くらいしか出さない年賀状。
一年分の画像を見ながら、
ちちがモザイクみたいに組み合わせてくれます。
げらげら笑いながら画像選びをして
「みんなでいっぱい遊んで、ちゃんとバカやれたな~」
と嬉しくなる。
家族でバカやれなくなったら、我が家はかなり危険信号だと思う。
友達の家族も友情出演してくれて、
今年の年賀状もとても良いのが出来ました。



お正月に思った事を、詳しく書きます。


元旦にお婆ちゃんに会いに行きました。
目も開いているんだかいないんだかわからないようなのに、
スプーンが近づくとぱかっと口を開け、
歯のほとんど生えていない口でもごもごと咀嚼するを見て、
生きるってこういうことだよなぁと思いました。
人間って、食べてうんちして、寝て、また生きるんだよな~って。
究極すぎて怖いような感じすらしました。
ちょっと、あの景色は忘れられない。


あんなに賑やかな子供たちも静かになって、
じっとおばあちゃんを見てた。
心の中でどんなことを思ったんだろう?
ちちが「年をとるとまたこうやって赤ちゃんみたいになるんだよ」
と言っていたけど、
そうやって言葉で説明した以上のことを子供は感じ取ったと思う。
すごく良い時間だった。
おばあちゃんも、きっと嬉しいとかじゃないのかもしれないけど、
あの時間の主役だったから、みんなのパワーを感じたはず。
お義父さんは自分の母親だから居た堪れない気持ちなのかな?
と思ったり、ただ落ち着かない人なのかはわからないけど、
さっと席を外していました。



この連休はわたしの田舎へ帰りました。
実家への思いというのは複雑です。
いつもは隅っこにあるはずの
幼年期の自分の気持ちがリアルに蘇ってきて、
ただ「のんびりしてきたな~」という気持ちではないのです。
いつも「もっと居たかった」という気持ちと
「やっと帰ってきた」という気持ちがせめぎ合っています。


田舎は空気がよくて野菜も美味しいし、
新しく飼いはじめた犬もすごくかわいくて(ちょっと足が太いダックス)
お兄ちゃんは憧れの朝散歩にも行けたし、
お母さんとも久しぶりにゆっくり話ができた。
おばあちゃんは会うたびに痴呆が進んでいるけど、
草むしりも良くするし、揚げ物も食べすぎるくらい食べる。
お姉ちゃんは相変わらず化粧が長い。


姪っ子の勉強も見てやれたし、
甥っ子とカルタもできた。
美味しいサムギョプサルも食べたし、
今年も恩師がこっそりお年玉をくれた。
家の中は相変わらず物がいっぱいで目がくたびれる。
お母さんはごはんの後、甘いものをすぐ食べる。


視界を遮るものがなーんにもない、今は茶色い稲株だけの田んぼ。
わたしが夏休みに通って、落語の本を借りてた図書館は、
今見たらすっごく小さくてびっくりする。
小さな小さな世界だけど、
わたしの本好きはここから始まったんだ。
すごく、すごく色々なことを考える。
わたしがどうしてこういう人間になったのか。
今子ども達が笑い転げて、
毎日毎日ほんとうに楽しそうにしているのは
どうしてか、とか。



いっぱいの思いがあふれてきて、苦しいくらい。
頭の中はぐるぐるしてるけど、
身体は炬燵で寝ているんだけどね。
子どもいっぱいでドッチボール、楽しかったな。
まだ本気で遊べるな。
今年もがんばろう、とか。



家の雰囲気というのは、
そこで暮らす大人が作ってるんだな~と今更ながら気付いた。
子どもはニコニコしている大人の傍にいたらニコニコするし、
大好き、という目で見てくれる大人が居たら安心して良い自分を出せる。
忙しそうにしていたら、子どもはわがままを言って
無理に振り向かせるか、どんどん遠慮して心が固くなる。
子どもは無垢だからこそ、
ふわ~んとしたものを敏感に感じ取る。
たぶん、大人が自分で意識していない気持ちまで。


その家庭の色をつくるのは、親なんだな~。
わたしは今そのことが分かって、だまされたような気持ち!


今の自分はいい色を作れているか?
というのは難しいことじゃないと思う。
子どもにとっていい親、というよりも、
自分に毎日面白いことがあって、
子どもの事が好き!という気持ちだったら、
たぶん大丈夫なんじゃないかな~。
ときどき振り返らないと、忙しくってばさばさしてきちゃうからね。
このことは忘れないでいようと思いました。


2011年3月11日、地震が起こりました。


地震の直前、わたしは6万円を両替するために、
職場一階上のオフィスに居ました。
パーテーションの向こう側から
変な機械音でカウントダウンが聞こえてきて、
「5.4.3・・・」
1まで数え終わらないうちにぐらぐらっときました。
急いで両替を取消し、お札を素手でひっつかみ、
パーテーションの向こう側にあるスチールデスクに潜り込みながら
「すみませんっ!2階の〇ル〇ィの者ですがっ、
 緊急事態なので避難させてくださいっ!」と叫びました。
机の引き出しがバッタンバッタン開き、蛍光灯のいくつかが消えました。
瞬間的に「両替泥棒と言われてもいい!今すぐ家に帰りたい!」
と思いました。
次に、子ども達やちちのことを想い、
「中途半端にパートしているこんなところで死ぬのはぜったいに嫌!」と
恐怖よりも、生きることへの欲の方が勝っていました。


揺れが収まり職場に戻ってみると、思ったよりも被害が少なく、
ワインが数本割れた程度でした。
この時には東北の方で大きな地震があったようだ、
という程度の情報しかわからず、家族にも携帯が通じない状態でした。
その後30分くらい、お店が今後の方針を決定するまで、
余震のたびにお客様を通路へ誘導しながら営業を続けました。


何度目かの余震のとき、ぐらぐらっときたので
「お客さま!危ないので通路の方へ出てください!」
と言いながらすかさずレジを出ようとすると、
「これ!これだけはお願い!」
と言って、お菓子を作るのにつかうクッキータルトを3つ重ねて
持ってきた方が居ました。
「こんなときにタルトを買う人の気が知れない」
と思いながら、タルトを人質に持ったまま
「危ないので申し訳ございません!」とレジを出ました。
タルトのために死ぬわけにはいかない、と思いました。


百貨店全体に地震の詳しい情報が入り始め、
全店閉鎖することになりました。
怖くて泣き出すお客様をなぐさめたり、
気分が悪くなったお客様を座らせてお水を飲ませたり、
しらじらしく買い物を続けようとするお客さまを断ったりしながら、
ちちの携帯や家に電話をかけ続けました。
繋がらなかったけど。


店長には内線電話で次々と電話がかかってきます。
お店のスタッフと「これからどうなっちゃうの?」などと
話していると、店長から呼ばれました。
「あの、ご親族?ご親族の方がお店の外にいらしてるらしいんだけど」
急いで一階の外に出てみると、
階段に、ちちとお兄ちゃんと弟が3人並んで座り、
ローソンの「Lチキ」というフライドチキンを食べていました。
「ママァ~!迎えにきたよ~!」だって。
初めて緊張がとけて、腰がくだけそうになりました。
よかった無事で!という思いと、
こんな時にLチキか~!という思いは同時でした。



家に帰ってテレビを見て、
初めてこんな大変な事態になっていたことがわかり、
タルトを強引に買おうとしたお客様がますます憎くなりました。
大変なことになった大変なことになった大変なことになった。
とにかく胸がずっとドキドキしています。
まだまだ余震はありそうだし、停電の恐れもあります。
お風呂にお水をためて、懐中電灯を用意して、
ごはんをいっぱい炊いておにぎりを作りました。
同じマンションに住むお友達も赤ちゃんと一緒に家に来て、
6時間かけて品川から歩いて帰ってくるという旦那さんを待ちました。
赤ちゃんはこんな時にもかわいくて、
何にも知らない赤ちゃんでよかったね、と本当に思いました。


近所のぼんくら兄さんの部屋は静かだったので
仕事に行っているものと思っていましたが、
ふとした瞬間外を見ると、
風呂場の電気がついている!
まだまだ余震も収まらないのに、シャワーを浴びている!
ドンドン扉を叩いて合図すると、さっぱりした顔で家に来て
「え~?ずっと家におったで~」とのんきに言いました。
こっちは子供を2人連れてバタバタしているのに?
だいじょうぶ?とか、一言も無し?
「ん~、なんかこんな時やから忙しいかな~と思って」
だって。
ちちは
「あいつ今夜帰ってこられないんじゃないかな、
 車で途中まで迎えに行ってやろうかな」
と本気で心配して、何度も何度も電話していたのに~。
また一つ、ぼんくら兄さんの伝説ができました。


ちちは地震が起きたとき、すぐに外に逃げます。
「地震の瞬間に生きていさえすれば、その後の生存率は80%」
というのを信じています。
地震が起こったとき、すぐに外に出るのは危険、
という話もあります。
でも、扉が開かなくなる前に安全な広場まで出るべきだ、
とちちは考えています。
お兄ちゃんが生まれた年にも割と地震が多く、
そのたびに子供を抱えて外に出ました。


今回も同じです。
揺れが収まってみれば、だあれもいないマンションの駐車場に
必至の形相で子供を抱えた親子がぽつん。
「はずかしいから、止めない?」
何度か言いました。
「俺だって、恥ずかしいと思うこともある。
 でも、恥ずかしいくらいで死ぬわけにはいかない。
 もしも、の時は次かもしれないんだ。
 ママは危機感が足りない!」
と、言われました。


その夜、不安な音で鳴る地震警報のたびに、
寝室に走っていき、コートをかぶせた子供を外へ連れ出しました。
さむくて不安でした。
テレビを見るたびに増えてゆく被災者の人数や、
おもちゃみたいに壊れてゆく家の映像。

頭の中はぐるぐると忙しく動いていて、

信じられない!とか思っているのに、

心のどこか一か所はしーんとしています。

ぼわ~っとしてしまう瞬間と、

何かに急かされるように、

今のうちに家事をしなくちゃ!と思う時がありました。



ほんとうに、今居る場所が安全かどうかの保障なんて、なんにもない!
誰にも何もわからないじゃない!

昨日までのふつうが、ちょっと前までのふつうが
つるーっと流されていきました。




お兄ちゃんの百人一首熱が冷めないうちに、と
図書館で百人一首が子供むけに書かれている本を借りてきました。
ぺらぺらめくるうちに、
わたしがいかに出鱈目な解釈をしていたかがわかりました。
お兄ちゃん、ごめん!


去年から今年にかけて、
友達がたくさん赤ちゃんを産んでいます。
みんな、どうしてこんなにかわいいのかね、
と思うくらいかわいい赤ちゃんで、
どの子も全然違う魅力がある。
どれだけの赤ちゃんを見ても
「ああ、赤ちゃんね、最近いっぱい見てるし」
というふうな慣れた気持ちにはならず、
心の奥がきゅーんとして、
ふわ~っとあまい匂いにクラクラします。
ありがたい神様みたいに素敵な
やわらかい肉のかたまりをそっと抱っこさせてもらいます。


この前ママたちとランチをしにいって、
半年くらいの男の子を抱っこさせてもらいました。
なんかあったかくって重たくなってきたなあ、
と思っていたら、膝の上で眠ってしまいました。
ほっかほかの赤ちゃんを抱っこしてじーんと幸せな気持ち。
家に帰ってからもその余韻は続いていて、
わたしも干したての布団にくるまって寝ちゃいました。
今は子供たちが昼寝をすることはなくなり、
かあちゃんの昼寝の回数はぐっと減りました。
子どもが大きくなり、それだけはとっても残念!


寝不足で大変なママも、もう体力の限界!と思っているママも、
みんなみんな、がんばれ~!
いつか今のことをなつかしく思い出す日がきて、
あんなに頑張ってかわいがっておいてよかった、
と思うはず!



お兄ちゃんと弟が焼肉屋でユッケデビューをしました。
生肉なので今までは「大人の食べ物です!」と
ちちと2人占めしていたんだけど、
ついに、食べさせてあげました。
お兄ちゃんはあまりの美味さに感動し、
翌日「肉カード」なるものを作っていました。
上ロース+ごはん=パワー70
とか
カルビ+たれ=パワー80
とか、絵つきで描かれています。
注目すべきは
ユッケ+ごはん=パワー∞無限大
たまごの黄身や千切りされたりんごまで描かれていて、
お兄ちゃんの底知れぬ肉愛を感じました。
それでこそ、おれの息子だ!



弟はお兄ちゃんが大好きです。
「お兄ちゃんみたいなズボンにする」
と言って自分の洋服を選んだりします。
ある日ふと
「あのさ、きみはお兄ちゃんのことがどのくらい好きなの?」
と聞いてみたら、
「え?100%」
と即答しました。
そ、そうか~、100%かあ。
「ふじさんくらい!」とかじゃないのね。
仲良きことは美しきかな、です。
いつまでもこのまま愉快な2人組でいてほしいなあ、と思います。



この前はじいじの家でちびっこ漫才がはじまったそうです。
「いや~ひさしぶりにお腹が痛くなるほど笑ったよ~」
とじいじも絶賛でした。
弟がなかなかの役者で、
なにげなく話すお兄ちゃんの後ろに控え、
絶妙なタイミングで
「セークシィ」とか「タケコォープター」とか
ぜんっぜん関係ない言葉をつぶやきます。
イントネーションはなぜか英語風!
なんでこんなのが始まったのかよくわからないんだけど、
すっごくおかしいです。
お兄ちゃんのほうは笑っちゃってヒーヒー言ってます。
動画で公開したいくらいです。



もうすぐホワイトデーです。
パート先でコーヒーを配っていると、
中学生くらいの、兄弟と思われる2人組がずうっとうろうろしています。
試食を食べつくす輩も多いので、その類かと
目を光らせていると違うようです。
ホワイトデーコーナーでああでもない、こうでもない、
と言い合っています。お兄ちゃんっぽい男の子に
「何かお探しですか?」
と声をかけると、
「ああ、あの、バレンタインに、もらったんで、
お返しを選びにきたんだけど、よくわからなくて」
というので、
「どのくらいのお年の方ですか?」
と聞くと、急にびしっとした顔になって
「小学6年生の女です!」
と言ったのでこっちが恥ずかしくなっちゃったよう。
甘酸っぱいね!
レジでラッピングをしてもらっている間に、
お兄ちゃんと弟がまたコーヒーを貰いにきました。
「いいのが選べましたか?」
と聞くと、
「ああ、こいつはお母さんとか妹のなんで
すぐ決まったんですけど、オレはちょっと違うから
なかなか決まんなくって。でも、今包んでくれてるみたいで」
と、ちょっとかっこつけて教えてくれました。
すっごいかわいかった~。
完全にわたしより背が高いんですけど。



他にも、恥ずかしくてホワイトデーコーナーをじっくり見られず、
紅茶コーナーで勧められるままに紅茶をカゴに入れてしまう
モテない高校生風の男の子とか、
「おばさんたちに配るんだからよ~なんでもいいんだよ~!」
とガハハハハと笑いながら、しまいには小さなモエシャンドンを
いっぱい買ってしまったサラリーマンのお父さんとかもいて、
かなり面白いです。
いそがしい職場で、最初はかなり肉体的にしんどかったのですが、
ようやく慣れてきました。
10時間寝て、きょうもスッキリ!
やっぱ、睡眠は大事よね~。
さ、ごちゃっと取り込んだままの洗濯物を畳むか!


だいぶご無沙汰しました。
ええ、一家はみな元気です。
かあちゃんの新しい仕事が始まり、
いい気で爆睡こいてただけです。
つまり、冬眠。
そろそろ、起動します。
ういーん。



お兄ちゃんは今、百人一首を一生懸命覚えています。
先生が選んだ20首が書かれたプリントを暗誦する競争だそうで、
五七五七七の節回しで
「いにしえのぉ~ならのみやこのやえざくらぁ~
 きょうここのえにぃ~においぬるかなぁ~~~」
と一生懸命諳んじる様子はいとをかし、です。
「これってさ、どういう意味なの?」と聞かれれば、
かあちゃんのでたらめな解釈も時々はさみます。


「だからさあ、わたしの心がこんなに乱れているのはあなたのせいよ!
いったい、どうしてくれるの?っていう乙女心なわけよ」
というと、
「え~、人のせいじゃん!だめじゃん!」
と生意気に言うので、
「まだまだ子供だねえ~。
いつかお兄ちゃんのことを好きな女の子に、
あなたの事を考えると胸が苦しくてごはんも食べられないし、
眠れないのよ、どうしてくれるの!って、
言われる日が来るかもしれないのよ、どうする?」
と言ったら、「え~」と言いながらもちょっともじもじしていました。
ちょっと!なんなのよその反応は。


ちなみにその歌は
「みちのくの しのぶもぢずり たれゆえに
 みだれそめにし われならなくに」
です。


今日までに20首覚えきり、「クラスで一番だった!」と
喜んで帰ってきました。
夕飯後、みんなで問題を出し合ったりして楽しく覚えたので、
よかったなあと思いました。
意味もよくわからずに諳んじているだけなんだけど、
言葉の美しいリズムを子どもの声で聴くのは素敵なことです。




同じマンションに住む友達と家でお好み焼きを食べている時、
「住む場所」の話になりました。
海の近くにも住んでみたいけど友達が近くに居ないしな、とか
住めば都というけれど、本当にそうなのかな、とか話す中で、
わたしは「どこでもいい」と答えました。
でも美味しいものが買えるスーパーや直売所があるとうれしいかも。
「俺たちとこんな風にしょっちゅう会えなくなってもいいの?」
と言われて、
「うん、たぶん。さみしいとは思うけど、たぶん大丈夫」
と答えました。
まわりに知らない人だらけでも、仲良くなればいいし、
一から始める煩わしさも楽しみたい、と思った。
「すごいね、その潔さ、かっこいい!」
と褒めてくれたけど、話しながら、ちょっと冷たいな、と
自分のことを思いました。


そしてその夜、布団の中で、冷たいのとはちょっと違うかもしれない、
と思い直しました。
たぶん今ひとりぼっちになったとしても、
ひとりになった気がしないから。
一度好きになった人との距離は、物理的な距離を超えて、
いつも自分のすぐ近くにある。
ずうっと会っていなくても、友達、とバカみたいに思っているし、
会っていない間に、相手が私のことを友達とも何とも思わなくなっても、
私はその人のことを「大事な人」と思っていると思う。
会いたいな~、会えなくてつまんないな~と思いつつも、
きっと向こうもいろいろ頑張っているだろうから、
わたしも恥ずかしくないように生きてゆこう!
とか、勝手にいい風に考えて、また目の前の日常に戻ると思う。
他の人は、違うんだろうか。


さみしい、と言葉に出して言わなかったからといって、
さみしくないわけじゃない。
ただ、さみしさも嫌じゃない、というだけだ。
感情の揺れる感じは嫌いじゃない。
揺れたい、と思う。




全然関係ないけど、
不倫に酔っている女子に言いたい。
うちの旦那さんを頼むから誘惑しないでください、
と言いたいわけではなく。


あのさあ、
不倫している女が知っている男っていうのは
「奥さんと生活を共にしてきた男」なわけですよ。
「年のわりに服の趣味のいい男」の服は
奥さんが選んでいるものかもしれないし、
「おいしい店をいっぱい知っている男」は
奥さんの食事で味覚が発達したのかもしれないし、
「女の人にやさしい男」は
奥さんに優しさとは何たるかを教えられたのかもしれないし、
「夜の上手な男」は奥さんが育てたのかもしれないじゃん!
そんなのをこれっぽっちも想像もせずに、
「出会うのが遅かっただけ・・・」
とかのたまう女にはかあちゃんがとび蹴りくらわしてやります。


と、こんな風に書いてはみたものの、
わたしにも新しい好きな人ができないとも限らないからなぁ~。
それは、ちちにも同じことが言えます。
結婚したときにいろいろな事を誓ったけど、
それを守り続けたいと思えるかどうかは本人の誠意にかかっています。
ま、誠意のない人間はどうやったって治らないしね!


正義を履き違えている人にも同じことが言えます。
そんな人には口が裂けても注意はできません。
だって、恥ずかしくって、言えない・・・。
堂々としているから~、そんな人に限って!
いやん。




昨日、友達が開いたお店に遊びにいきました。
手作りのアクセサリーやレザーのバッグなどが置いてあります。
黄色い壁のかわいいお店で、ちぎれたままの耳たぶが悔やまれるほど
かわいらしいピアスが沢山ありました。
でも、あんなかわいいの、似合わないかもしれないー。
そこにすごいタイミングで友達のお兄ちゃんが現れました。
一般人の中で一番かっこいいと思っている男の人で、
顔は小さく足は長く、背も高くて品が良い。
シャカシャカいうナイロンジャージにスエードのローファーという、
どうにもこうにもすごいファッションなのに、かっこいい!
ちちと二人で、なんなんだろうあのかっこ良さは。
と言い合いながら帰ってきました。
ひさしぶりにちょっと広めの世間というものに触れた
楽しい日でした。



すんげーでっかいパフェも食べたし!
女子3人で頼んだんだけど、
「ぜったい無理だよね~残しちゃうかも~」とか言ってたのに、
気付いたら、カツンとスプーンが底に触れた音がしたので
びっくりしました。
あれ?って。
まだまだ元気な胃袋です!




あっという間に11月に入り、もう半ばですかあ~。
月日の流れるのが早く感じたらもう若くはない証、
と昔誰かに言われた気がします。
いえいえ、毎日が充実しているから、と思いたいです。


さて、おとうとが風邪をひいています。
幼稚園でもらってきた菌がなかなか手強くて、
1週間くらいぐずぐずコンコンしています。
ちっちゃい弟はさらにしぼんでしまうようで。
七五三のお祝いまでには治るといいなあ。
それから、イイニクのお誕生日も近いことですし。
もう、5才かあ~。
あっという間やねえ。



退屈したお兄ちゃんと公園へ行きました。
ひさしぶりに野球ごっこです。
いつもサッカーばかりなのでとても楽しかったです。
途中で同じ小学校の女の子たちも合流。
ドロケイをしたり、だるまさんが転んだをしたり、リレーをしたり、
おばちゃんも混ぜてもらって楽しく遊びました。
「はあ~つかれた、休憩!」
とベンチに集合。


女の子のうちの1人がふと
「あのね、わたしね、クラスに好きな男の子がいるんだけどね」
と話し出すと、みな口々に
「わたしのね、好きな子はね」
と、かしましい感じで次々と秘密を打ち明けてくれます。
そして
「○○ちゃんの好きな子知ってる?」
とお兄ちゃんと同じクラスの女の子の名前が出ました。
「言っちゃだめ!内緒だよ!」
と言われつつも、秘密はこっそりとおばちゃんの耳に。
うちのおにいちゃんの事がスキなんだそうです。
お兄ちゃんもそんなわけで
「誰が好きなのよう~」と問い詰められていました。
「お母さんだから子供の好きな人くらい知ってるでしょう?」
と聞かれたけど
「親子だけど、おばちゃんは秘密は守る主義なんだ~」
と内緒にしてあげました。


それにしても女の子はとってもおしゃべり好きで観察好きです。

「あのさ、これ、結婚指輪?けっこう太いね」
というので
「そう、おばちゃんはパパとすっごく仲良しだから
 太いのにしたんだ~」
と適当なことを言ったり
「あのさ、ちょっとそこ隠したほうがいいよ、
 おっぱいが見えちゃうよ、っていうか、見ちゃった!」
とワンピースの胸元を指差されたり、
おもしろかったです。
女の子たちはおっぱいに興味深々らしく、
「さっきリレーしてた時にもおっぱいが揺れてて見ちゃった!」
とか、
「わたしもおっぱいあるんだけど、いつからおっきくなる?」
とか、
「おばちゃんもおっぱい飲ませたことあるの?」
とか色々きいてきました。
あんまりおっぱいおっぱい言われて恥ずかしかったけど、
みんな自分が女ってことは、わかってるんだなあ~。
きらきらした長い髪や、高い笑い声はとってもかわいいかったです。
ゆっくりとした、よい休日でした。




おとうとが、早く良くなりますように!




弟の運動会、見事に雨で中止です。
火曜日に延期になったものだから、お兄ちゃんは小学校。
「行きたい~」と悲しくなってちちの部屋へ籠ってしまいました。
そうっとのぞくと、弟の運動会のプログラムをじっと眺めている。

かわいそうになったので、ママのとっておきのお菓子、
ホームパイを差し入れしました。
「あのさ、がっこうを休めばいいと思うんだけど」
えーと、いちおう小学生なんで。
今のところ皆勤賞なので、がまんしてくれませんか?



お兄ちゃんも一学期が終わりました。
流行の「2期制」というやつで、この体育の日の直前に
唐突に1学期が終わるわけです。
初めてもらって来た通知表にドキドキ。
うそ。
「ただいま~」って帰ってきたとき、かあちゃん昼寝してたわ。
ごめんごめん。


むつかしい学習内容でないので、
よくできました、がいっぱい。
先生のコメントも昨今では手書きではなくパソコン。
若干の味気なさもありつつ、熟読。
なになに?
「図工の授業で薄紙を使って制作をする授業ではお寿司を作りました。
 マグロや玉子など、知っているお寿司のネタを楽しそうに作りました。
 薄い紙の性質を生かし、色を重ねることでトロの感じを工夫しました」
とあります。
お兄ちゃんは大好物のお寿司を一生懸命作ったみたい。
真剣にお寿司を作るおにいちゃんが目に浮かぶようです。
窓際にならんだ握りずしはどれも美味しそう!
ネタとシャリのバランスが本物そっくりなんだもん。
ネギトロという作品には苦労したそうです。
「あのさあ、きざんだネギがさあ、ちっちゃくてさあ、
 すっごくむずかしかったんだけど、できたよ!」
だそうです。
他のお友達はお花とかオムライス作ってたみたい。
授業が楽しいなんて、よかったね。



生活面ではこんなコメントが。
「地域や他学年の友達にも元気に接することができ素晴らしいです。
 困っている友達の問題を自分のことのように心配する姿が見られます。
 金曜日の帰り支度に、みんなが忘れないように給食着を配っています。
 やさしい行動に大変感心いたしました。」

すごいじゃんお兄ちゃん。
かなりいい子じゃん!
でも、どうして自分のことは忘れちゃうんだろう?

その辺の事情を尋ねると
「うんとね、給食の時もね、みんなのコップに水を
 くんであげるんだけど、自分のは忘れちゃって、
 後から友達が持ってきてくれるんだよね~」
だって。
おっちょこちょいって、わかってはいるみたい。
でも、なんだかな~。
お兄ちゃんっぽいです。
いつまでもこの調子で学校生活をエンジョイしてほしいものです。
友達と仲良くしてくれてたら、充分ね。
宿題やったの?とか、すぐ聞いちゃうけどね。




わたしはぜーんぜん、こんなふうじゃなかった!
ずっと一緒にいたいと思う友達に出会えなくて、
群れる女の子たちを
「1人じゃ何もできないなんてバカみたい」と思っていた。
でもそれと同じくらい、
わたしは群れたい気持ちにどうしてならないんだろう?
と悩んでいたなあ。
みんなと一緒は嫌、と思っているのに、
同じようにはしゃげたらいいのになあ、と。

今でもふとそういう気持ちが湧いてくるときがあります。


「ああ、今みんなが感じているような遠慮した気持ちを
 わたしは意識しなくちゃ持てないなあ!」
とか。
でも、しょうがないよね、と思えるくらいの自信がつきました。
それを隠さずに伝えることも出来るようになりました。
大人になってよかったです。


そんなわたしなので、
お兄ちゃんを見ていると
素直すぎて泣きたくなるときがあります。
そこには、うらやましいなあと思う気持ちがいっぱい混ざっているよ。
みんなに愛されるように、愛せるように、
精一杯育ててきたんだけど、
こんなに心根が優しい子だと
わたしの子供でない気がしてくるよ。
いじらしくて、とってもかわいい。
生き物にも優しいし、好奇心もいっぱいだ。
その心をいつまでも持ち続けてほしいなあ。




この前、友達の子供が「所さんの笑ってコラえて」に出ました。
幼稚園児が「○○しちゃってごめんなさい!」というコーナーで
いつ出てくるのかな~?と思って見ていたら、
体操服で走ってくるなり


「ママのお乳首さまをさわってごめんなさい!」

と大きな声で言いました。
なんでさわっちゃうかというと、気持ちいいんだって。
なんで気持ちいいかというと、
「えーと、愛がつまってるから」
だってさ!
女の子なんだけど、ちょーかわいかったです。
子供って、ほーんと何を言うかわかりません。
一緒にテレビを見ていたうちの子供たちに
「あのさあ、何かごめんなさいすること、ある?」
と聞くと、
「え~?なんにもないよ~」
だって。
あるでしょう!いっぱいいっぱいあるでしょ~う!



弟は、早く小学校へ行きたいらしいです。
私服がいいんだって。
「お兄ちゃんはいいよな~!すきな服着てがっこう行ってさ!」
と言っています。
でもね、肩にパッチンのついた赤ちゃん用の服を着るのは
もう止めてくださいね。
気に入っているからといって、腹の出るような短いTシャツ、
もう止めましょうね。
今年はもう5才ですよ。
けっこう、大きくなってきてるんですから。



お兄ちゃんは女の子とも遊びます。
この前もわたしが仕事に行ってる間に
女の子から電話で呼び出しがあり、出かけていったそうです。
わたしが気にしたのは、きれいな靴下を履いていったかということ。
靴を脱ぎっぱなしにしたり、
おやつを食べた指をしつこく舐めたりしなかったかということ。
それだけです。
小学校ともなると、同級生の顔も親の顔もよくわかりません。
いちおうお礼の電話をかけるのだけど、
どんな人なのかもわからないままなので、ぺこぺこしちゃいます。
でもね、すっごいかわいい女の子だった!
おにいちゃん、やるじゃないかぁ~。


次の週には、別の女の子が遊びに来ました。
普段は掃除しないところまで掃除しちゃったよ。
そして、男の子たちには平気で
「5時だからもう帰りなさいね~!」
とかいうくせに、女の子には
「そろそろ5時だからおうちまで送っていこうか?」
なんて言っちゃうのでした。
ちちは、そわそわしてTシャツを着替えていました。
そして女の子が帰る時間におもむろに出てきたら、
案の定ビビられていました。
目を合わせないように、
さささーっと玄関に進んでいってしまったよ。
そうだよねえ、たぶんよそのうちのパパはこんなじゃないからねえ。
しかし、女の子って何話していいかわかんないねえ。
仲良くなりたくても、ツボがわかんないんだよなあ~。
男の子2人のママだからでしょうか。
それとも、俺はぁ~、俺だからぁ~、なのでしょうか。



一昨日テレビで見たコントが忘れられません。
ピースというコンビで、かなりツボでした。
角の生えた妖怪デコボココンビが、
ラフォーレ原宿にジーパンを買いにくるというネタです。
ダメ鬼役を引率してくる先輩鬼の、
キレてるのにものすご~く愛情のある感じとか、
すっごくよかったです。
食べきれなかったクレープにキレて
「食べられるなら買ってもいいって言っただろうが~!」
と言いつつも、カバンからビニール袋をさっと取り出し
「また食べたくなったら言えよ!」
と、こそっと言いながらまたしまっておいてくれる、とか。
翌日になってもまだその余韻が残っていて、
寝る前に思い出して眠れなくなりました。
あ~、あれはまた見たいなぁ~。
キングオブコントでは優勝しなかったんだけど、
近年まれに見るいいネタだったなあ~。



新しい仕事は順調です。
女子ばかりの職場でかなりドキドキしていましたが、
今のところいじめられていません。
明るくて控えめないい人ばかりです。
仕事で気に入っているところは、
愛想よく「いらっしゃいませぇ~!」と
なぜかエレベーターガールのような声色で言いつつも
手元はカッターでダンボールを切りまくっているところです。
この声色は身内にはあまり評判がよろしくありません。
ちち曰く「ちょっときもちわるい。無理してる感じ」
ぼんくら曰く「うん、なんかわかる気がするわ、エロいねん」
だそうです。
確かに、ちょっと気持ちわるい声出してるんだよねぇ。
でも、この独特のトーンがお店の特徴なのでは?
と思ってなりきっています。
ボイスコスプレ、です。


接客をしたお客さまが
勧めるままに商品をカゴに入れてくれると嬉しいです。
まるで自分が魔法を使えるような気持ちになります。
今日はワインを2ダース買ってくれたお客さまがいました。
ルートビアを1ダース買ってくれたお客さまもいました。
昨日はコーヒーメーカーを売りました。
わたしは、何かのセールスマンになったほうが
よかったのでしょうか。
ジャパネット高田になれたでしょうか。
でも、もちろん失敗もあります。
中身が入ったままのダンボールをカットしていて、
缶ビールに傷をつけてしまいました。
プシューっという音をたてて白い泡が噴き出し、
かなり慌てました。
瞬間的に泡に口をつけたくなった自分にがっかりです。
今度からは力の入れすぎに気をつけたいと思います。




明日はお兄ちゃんのサッカーの試合と、
来客の予定があります。
どっちもとっても楽しみ!


めでたく仕事が決まりました。
大好きな輸入食品店が駅前にできることになり、
そこのオープニングスタッフに応募したのでした。
夏休み中にも募集がかかっていたのだけど、
コドモも夏休みなことですし、夏満喫したいですし。
と、惰性にまかせて遊びまくっていました。

9月に入り、追加募集。
若干名の採用にも関わらず、100人くらいの応募があったそうです。
集団面接も初体験。
おら、もうだめだ。
と思っていたところの合格。
うれちい。
おら、がんばる!


新しい仕事を始めるときには、
いつもワクワクします。
働くことは嫌いではありません。
農家の娘、ですから。
身を粉にして働くことの意味、
んなもんねえべ。
という家に生まれたものですから。
なまけるとバチが当たるような気がします。
これからも、実はなまけているのでは?
と思わせるような明るさで
生きてゆきたいと思います。



今日は初出勤。
さっそく寝坊しました。
起きたのが7時15分。
家を出たのが8時5分。
米も炊いていないような状態から
3つの弁当を仕上げたことが奇跡。
ぎりぎり遅刻は免れたぜ。


女子率100%の職場から
荒れ放題で出かけた我が家へ帰宅。
掃除洗濯皿洗い、布団干しに幼稚園のお迎え、
公共料金の振込等々まで、
全てちちが済ませておいてくれました。

「あなたっ!素敵っ!大好きっ!チュ!」
としなくてはいけなかったのに、
口から出た台詞は
「えらいね~、すごいね~」
でした。


初めて洗濯機を使ったので、
洗剤を入れる場所がわからなかったそうです。
粉末洗剤を入れるところに液体洗剤を入れ、
柔軟剤を入れるところにおしゃれ着洗い液体洗剤を入れたそうです。
でも、仕上がりに問題はなかったような・・・。


結婚して8年目で初めて洗濯機を回すなんて!
と思う人もいるかもしれないけれど、
わたしの父も、やったことなんてなかったと思う。
時代が違う、と思うかもしれないけど、
それでもやっぱり、ちちのお母さんにはなんだか申し訳ない気持ち。
男の人が靴下を干している姿はなんだかみみっちくて嫌い。
うちの子供たちが将来結婚して、
毎日ぼくが洗濯してるよ、と言ったら
奥さんはなにしてるのかしら?と、
ちらっとは思うような気がする。


家事を熱心に手伝う旦那さんを
「いいな~」と思うことは勿論あった。
ちちのあまりの非協力的な様子を皮肉って話すこともある。
でも、実のところ、そんなにがっかりしていないのよ。
わかりきって結婚したことだから。
思っていたことや、
自分の心の中で固く決心したことは、
ちょっとやそっとじゃ忘れない。
わたしが決めたのは、
子供を産んで育てること。
それだけでした。
それだけで、じゅうぶんだよね?
と思って、今までやってきました。

明日もそれはかわりません。
ちちが今日みたいに家事をしなくてもかまわない。
でもしてくれたから、
とっても嬉しかった!
8年分の歓びです。



最後に、とても気に入っている詩をのせます。
茨木のり子さんが昭和52年に発表した作品です。



「自分の感受性くらい」


ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて


気難かしくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか


苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし


初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった


駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄


自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ