今日お兄ちゃんの担任の先生から電話がありました。
11時に一回。
「図工の工作で使う材料が
お友達のものと混ざってしまったようなので、
何を持たせたか教えていただけますか?」
という電話。
わざわざ電話をくれるほどのことなのかな?
と思いつつも、内容を先生と確認。
紙袋の色まで聞かれて、なんか変!と思いながら電話を切りました。
お兄ちゃん、おっちょこちょいだから、
友達と材料が混ざっちゃって、取り合いの喧嘩したのかな。
竹串も持たせたから、誰かを怪我させちゃったのかな。
もやもやしつつ。
13時に一回。
出掛ける直前で、出ようか出まいか迷いつつ出ると
また先生。
「実はですね。先ほどきちんと申し上げればよかったのですが、
クラス内の工作の材料を忘れた生徒が、
誰も見ていないときに、お子さんの工作材料を袋ごと
とってしまったようなんですね。
そして、紙袋に自分の名前を書いて、僕の物だと言ったものですから。」
お兄ちゃんは、それは自分の持ってきたものだ、とは言ったけれど、
お友達に「ほら、ここに名前が書いてあるから自分のだ」
と言われて「うーん、そうかな~?僕のだと思うんだけど・・・」
という感じで埒が明かなかったようなのです。
「忘れたということを言い出しにくい雰囲気を作っていたかと思うと
申し訳ない気持ちです。」とか
「お子さんは巻き込まれた形になってしまい、
二人だけ2時間ほとんど授業ができずすみません。
今度改めて時間を取らせていただきますので」
とか色々あやまってくれました。
けど、
気にしなくていいですよ、と思いました。
しかも、わたしに迷惑はかかってないし!
それよりも、うそをついちゃった子が可哀想だなぁ、と。
「せんせーい!忘れちゃった~」と言えないくらいには成長してるくせに、
バレるに決まってるようなウソしかつけないお年頃。
だらしないと思われたくない!と感じるくらいだから、
先生や友達にいろいろ聞かれて辛かっただろうな、と。
事実がわかった時、うちの子はどういう様子でしたか?と聞くと
「あの、それが、怒ったり責めたりする様子もなくて、
ふーん、やっぱり僕のだったんだ~と言っていただけでした。
自分としてもクラスでこんな事が起こって大変ショックだったんですが、
大らかな様子に救われました」
と教えてくれました。
まあ、想定内というか、
そんなことくらいあってもおかしくない、と思った。
自分の子がしたらそりゃあ怒るけど、
したくなるような気持ちもわからないでもないし。
ショックを受けないで~、そんなことで。
悪いことしても、バレちゃうんだな、といういい勉強になったし、
ウソがばれたときの「あちゃ~!」と赤面する感じって
特別なものだから、一回くらい味わったほうがいいと思う。
帰ってきたお兄ちゃんに
「どんな気持ちだった?」と聞いたら、
「みんなも僕のだって知ってたし、
返してくれたから別にいいよ」と言っていました。
人にずるい気持ちがあることや、
恥ずかしい気持ちがあることは、もう知ってて、
自分にももちろんある。
けど、どうやってそれを表に出すかは人それぞれで、
「あ、とっちゃったんだな」と。
父ちゃんは勝手者だし、母ちゃんはムラ気だし、
弟は適当だし、ほかにも変な人がいっぱいいるので、
お兄ちゃんにとっては「たいしたことない」事件だったんじゃないかな。
でも相手に嫌なことをされても、
嫌なことをした理由も理解できるから怒れない。
そういうタイプだと思うから、
おおきい問題が起こった時にはフォローしなくちゃな~と思っています。
ま、幼稚園に比べると、
小学校はドラマチックですな~。
でも、人生いろいろあるんだから、
あんまりシリアスに対応すると器がちっちゃくなる気がします。
ちょっとくらい悪い事しても、許してあげて~。
おおごとにすると、かえって言いだしにくくなって意地はっちゃったりするから~。
自分が先生だったら、
「そっか、じゃあ二人のかもしれないね、
一緒に使って、足りない分はみんな分けてあげてね。」
と言いたかったなと思います。
うそついたその子には、それでも充分響くんじゃないかな。
真実を追及するだけが真理じゃないと、思っています。
もっと心ってやわらかなものだよね。