こんにちは、「MUNI」でグラフィックデザイナーをしているAちゃんです。
人生において、もう一度行きたい場所を挙げるとするならば
私は迷うことなく富山県の立山と黒部です。🌋
とはいえ、何度も出かけているわけではなくて小学校三年生の
頃に家族旅行で連れていってもらって以来、来訪した事はありません。
しかし、その旅行の記憶をまざまざと思い出すほどに、私にとって
立山と黒部はすばらしいところだったのです。
８月のお盆が過ぎたころに、我が家はいつも家族旅行をしていました。
しかしその家族旅行の前日、父の車が故障し当日は代車での旅行となりました。
こういう事があったせいか、余計にスタート前から記憶がしっかりあるの
かもしれません。
黒部ダムへは車では行けないので、一番最寄りの駐車場に止めてそれから
モノレールやバスを乗り継いで行った記憶があります。
私も弟もまだ小さかったので、なかなか父母は苦労したのではないかと
今更ながらに思います。
そうして、やっとの思いで到着した黒部の山は子どもの私にも
こたえられないもので、室堂のホテルの売店で立山黒部アルペンルートの
写真集を買ってもらいました。
私はこの本が大好きで、開けるとアルプス一万尺のメロディが流れるのも
可愛くて気に入っていました。何度も何度も夢中で見返して
中学になった時に美術の時間で立山の絵を、この写真集を参考に
描いたほどで、あのうつくしい黒部の山の光景が目に焼き付いて仕方が
なかったんだったと思います。
私は山といえば富士山も好きですが、どうして山々に惹かれてしまうのか
わかりません。ただ、無性に山を近くに感じたくなる事があるのです。
あの、小学三年生の時に見た山の、美しさを見たいと思いながらすっかり
30年近く経ってしまいました。
けれども、きっと黒部の山々は30年前と変わっていないのだろうなとも
思います。近年のうちに家族で出かけたいと思います。
おしまい
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