前田日明という生き方145〜熊の話 | 東十五(AZUMA TOHGO)のブログ

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東十五(AZUMA TOHGO)大宮単身赴任中のサラリーマンです。オリジナルバンド「うたっぱワン」。サザン好きなりきり桑田佳祐カラオケや鍵盤とアコギユニット「大宮オールスターズ」も。YouTube、サブスクも。プロレス、歴史好き。よろしくお願いします。

前田日明という絶対的な
エースが後継者として
リングスを託したのは


筆頭:田村潔司
2番手:山本宣久
3番手:高坂剛


って
感じだったと思います



まだ、この時点で
山本宣久の大器晩成ぶりは
開花してなかったので


田村潔司とライバル関係、
切磋琢磨することで
ポテンシャルの高い
山本宣久も成長するかな?


なんて、淡い期待を込めたと
思われるが


残念ながら
山本はその後も
「鳴かず飛ばず」
で終わってしまいました


(個人的には好きなんだが)


まぁ、毛利元就の
「三本の矢」
の例え話ではないが

トロイカ・エース体制で
リングスを引っ張って貰えれば
なんてことを
考えていたのかな、、、



そんで、前田は
田村や山本宣久との
引退試合を行うのだが


それとは別に
メモリアルマッチ、
引退記念試合として

非常に前田らしい相手、
リングスロシアの
ツテをたどって



正真正銘の怪物
「アレキサンダーカレリン」
と戦うのね



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この話は前も書いたから
簡単に述べると


カレリンとはアマレスの
オリンピック選手で

確か8連覇だったかな?


アマレスの技術はよく知らないけど

寝た相手の胴体を
リフトアップして
マットに叩きつける
「カレリンリフト」なる技、


もちろんカレリンは
単なる「力持ち」
ではないが


そんな怪力も持ちながら


まるで、鋼のような身体と
恐るべきスピード、
熊のような制御不能な怪力で
前田が良いように
転がされて、


結果、前田日明は
負けるんだけど


まぁ、前田という
スター選手の花道
飾るに相応しい相手だし


そんな選手とやれて
本望だったと思います


はい



ちなみに
思い出した‼️(O_O)



前田日明の身体の
秘密なんだけどさ



前も書いたかな⁉️



前田ってデカイじゃない?


そんで、身体が柔らかい
ので有名で


仲直りした船木かな?
改心した宮戸だったかな?



前田さんとスパーリングすると
寝技の際、とにかく苦しいと



上に乗られると
重いだけでなく
まとわりつくような寝技で
動きを封じられる




ちなみに道場で
藤原喜明なんかがよく
新弟子を相手に行う


通称「ラッパ」と呼ばれる
儀式?があって、ですねー


ご存知かしら?


相手を寝技で完全に
押さえつけた状態で


(相手の)口や鼻を
自分の身体で密着させて
呼吸を奪うと


そうなると
相手は苦しくて苦しくて
呼吸困難になり

ものすごい力で暴れて
ついには落ちて(失神して)
しまうんだけど


その落ちる寸前で外す



要は、限界まで口を塞がれ
急に息を吸い込むから
音が鳴るんだろうね


それが「ラッパ」だと



もちろん本意は
「イジメ」ではなく



追い込まれた相手というのは
信じられない
「火事場のクソ力」
を発揮するから

それを引き出そうとする
一種の訓練なんだが


そうなると藤原は


「なんだ?まだこんな力、
残ってるじゃねえか?」

「手ぇ抜いてやがったな、
この野郎!」


ってな具合で
新弟子を鍛えるんだけどさ



まぁ、やられた方は
たまったもんじゃないし


今だったら「問題」になるかも
知れないね、、、




ちなみに、確か
「柔道部物語」(マンガ)にも
描いてあったから


レスリングとか柔道とかでは
昔からある
ある種の風物詩なんだろうけどね



それで、熊の話ね
ごめん(O_O)


リングス時代の専属ドクターで
野呂田氏という方がいて


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彼はどうやらUWFの頃から
関わっている外科医で


その野呂田氏が証言した
前田日明の身体の秘密について


興味深い記事をかつて
読んだことがありまして



前も書いたけど


前田日明は
新生UWFの後期か
確かリングス初期の頃


練習中に左膝の十字靭帯
大きく損傷してしまい


その左膝の怪我と付き合いながら
ずっとリングスのエースを
務めて来たんだよね


治すには手術が
必要なんだけど

手術をするとなると
半年近く欠場を覚悟せねばならず


日本人選手が揃ってない
当時のリングスにおいて
前田抜きの興行など
あり得ないから


結果、騙し騙し
膝にサポーターをつけて
試合に出ていたんだな


当然、膝を庇うから
前田も本来のファイト
が出来ないし

試合における
膝への負担も深刻で


相手だって、
例えば
リングスオランダの選手なんかは
容赦無く、
弱点である膝を狙うんだ


勝つためだからね


その専属ドクターが
野呂田氏でさ


前田日明専用の
特製ニーブレスを開発したり

膝をケアしたり

前田を陰で支えて来た
人物なんだな



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そんで、確かリングス設立
3年目か4年目か、
日本人選手の体制が揃いまして


ようやく手術が出来る
環境が整ったのね


はい


そして、当然、手術前には
患部に「麻酔」をかけるんだが


前田には麻酔が効かない


あれだけの身体だから
かなりの量や強さの麻酔を
何本も用意したのだが


全然、効かないで
ピンピンしてる


仕方ないから
どんどん強くして、


どんどん麻酔を打つんだけど
一向に眠らないで
話しかけてくると



しまいには
大きな熊、グリズリーだっけ?
なんかを仕留める
麻酔銃のものを何本か使ったとか


(いや、それでもケロっと
してたんだっけな?うーん、
曖昧なオチですまない)



と、と、とにかく‼️

左膝の手術は無事成功して
半年足らずで復帰し


そのトーナメントで
見事、優勝するんだけど



恐るべき前田日明の身体
という話でした



はい