政府・日銀が為替介入の戦略転換か 余力十分も無駄には出来ず…大型連休も投機筋と神経戦 | ハロー・ベースボール!

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「転職活動のメモと野球観戦記」から始めましたが、
ほとんど野球のことだけになっています。



ここでも書いたが、

介入の判断が、


遅過ぎたことが確かだったから、

後追いをすることになる。


当初、

急な変動には対応する、

だけではなく、


行き過ぎた円安には、

とも言っていたのが、


いつの間にか、

急な変動、

とだけしか言わなくなり、


円安を放置した。


つまり、

介入の判断が、出来なかった?

というか、


判断をしたくなくて、

円安を介入の理由から取り除くという、

姑息なことをしていた。


なぜ、狼少年が狼少年だったか?

それは、狼が来なかったから。


つまり、

今回の一連の円安で、

一度も介入をしていなければ、


口先介入は、狼少年。


なので、

一度、早めに介入して、

効果を見極めておけば良かったと言える。


>為替介入はあくまでも時間稼ぎに過ぎないとも指摘する、


というが、

時間稼ぎだとしても、一定の効果は在る。もっと言えば、稼げる時間が、十分な可能性もある。


今回、日米の金利差だけを捉えて、介入の効果を疑問視されているが、

為替の要因は、金利差だけではない。


実需と、そして、一番要らない、投機も在る。


>連休中も政府・日銀と、短期的な売買で利益を狙う投機筋の神経戦は続きそうだ、


のように、正に、投機。

投機筋は、アホじゃないので、

普通は、中央銀行とは、真正面では、戦わない。


日本の場合、

介入は、日銀ではなく、

政府の判断であり、


中央銀行である日銀は、

執行者。

なので、


中央銀行と戦わない、

というのは、

慣用であって、

実際に戦う相手は、政府、


つまり、

円ならば、

日本政府ということだが、

その日本政府が、


アホなら、戦い、

で、戦ってきた。

おそらく、


介入をして、

さらに、

もう一度、介入を繰り返したことで、

アホが終わったと思えば、

お腹いっぱいになった投機筋は、


いつの間にか消えて、

アホな隙を見せてくれる他の通貨に、

ターゲットを移す。


あとは、

金利差による、実需で、

ジワリジワリ、円安は進むが、

それは、

ジワリジワリ。


円安で、

輸入物価を急激に押し上げてしまったので、

早々に、

日銀が利上げしなくては、ならなくなった?


今回、

日銀が利上げするしか、

対策がない、


日銀が追い込まれたと、

見る向きもあったが、


追い込んだのは、

政治の怠慢。


介入をしないに、

越したことはないが、


介入の判断が出来ないのは、

いつでも介入出来る環境を維持することを

怠っていたから。


そして、日本が保有する、

つまり、

日本人が働いて、貯めてきた、

外貨資産を、


交渉の道具として、

活かしていないから。


※投資は自己の判断の責任で、お願いします。


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政府・日本銀行が2日、再び為替介入に踏み切った可能性が出てきた。ただ、4月29日の円急騰時とは異なり、今回は円高に振れたタイミングを後追いするように円が急伸した。これ以上の円安進行を阻止するため、日本の通貨当局が戦略的に動いている可能性がある。

■円の押し上げ介入か
事態が動いたのは日本時間2日早朝。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の記者会見が終わった後だ。FRBは1日の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置いた。市場が警戒していた利上げの可能性は低下したことで円が買い戻されたところで、一気に円高が加速した。

野村総合研究所の木内登英エグゼクティブ・エコノミストは「円高に振れたタイミングを捉えた『円の押し上げ介入』を実施した可能性がある」との見方を示す。円安の勢いが加速する局面よりも容易に円高に誘導できるというが、為替介入はあくまでも時間稼ぎに過ぎないとも指摘する。

■原資は残り30兆円程度
円を刷ることで原資が調達可能な円高ドル安是正のドル買い介入と比べ、円買い介入の原資は基本的に外貨預金や残存期間が1年未満の外国証券などに限られる。SMBC日興証券の小路薫為替・外債ストラテジストは4月29日の介入で5兆円程度を使ったとしても「30兆円程度残っている可能性がある」と指摘する。

仮に2日に3兆円程度を使ったとしても、まだ20数兆円は残っている可能性が高い。小路氏は「為替介入の『無駄打ち』ができるほど潤沢ではないが、介入原資が枯渇するとの不安が生じるには距離がある」と指摘する。

ただ、FRBの利下げが遠のく中、円安基調の根底にある日米金利差が縮小に向かう動きは見込めない。大型連休中は祝日もあり、日本の市場参加者が少なく、円とドルの取引が薄くなる。3日には市場への影響力が大きい米雇用統計の発表も控える。

木内氏は「相場が落ち着いていれば、政府・日銀は静観するだろうが、円安に振れればいつ何時介入するか分からない」と指摘。連休中も政府・日銀と、短期的な売買で利益を狙う投機筋の神経戦は続きそうだ。