10勝していたこと、
同じ左腕ということも有って、
山崎投手の進捗が優先していたが、
それほど、
力に差があるようには思えない。
ピッチャーは、
環境や起用法、
そして、
なんと言っても、
ここに至る過程で、
結果が大きく異なる。
例えば、
先発とリリーフとでは、
全く別のポジションだが、
入団した時は、
多くは先発で、
その後、
チームによって異ってくる。
帽子を直して投げる石田投手の場合、
大学は、先発完投型、
プロに入って、先発で、スタートして、
2年目には、9勝している。
しかし、気になったのは、
まだ行けると思っても、
100球、それどころか、
100球に満たなくても、
降板するような起用だった。
目先の勝ちに拘ったと思うが、
帽子を直して投げる石田投手にとって、
強くてタフなピッチャーになれる?
本当の苦しさを乗り越える経験が出来る?
と思って見ていたが、
そのうち、先発で、調子を落とすと、
ファームで、先発として鍛えて直すことなく、
あろうことか、
安易にリリーフにしてしまった。
先発した、7回を投げる能力のあるピッチャーを、
なんて、もったいない使い方をする?
と思ったが、
帽子を直して投げる石田投手は、
どう思っていたのだろ?
先発を続けたくなかった?
食べて行くためなら、
リリーフも良かった?
リリーフと言われて、従った?
かは、分からないが、
繰り返し、
先発して、
長いイニングを投げる能力があるのに、
残念に思った。
それから、
DeNAが、チームを買収して、
2021年に、
初めて監督が就任して、
ピッチャー出身の監督は、
やはり、適正と思ったのか?
帽子を直して投げる石田投手を先発に戻した。
昨年は、15試合に先発して、7勝4敗、
防御率が、2.95は、決して、悪くない。
先発復帰の一年目としては、
むしろ、上出来だと思った。
しかし、期待された今シーズン、
23試合に先発して、4勝9敗、
防御率が、3.97、
さらに、イニング数よりも、
多くヒットを打たれているが、
4勝9敗の印象を、
そのまま受け入れるような内容ではない。
味方の援護次第では、
勝ち負けが、逆も有り得たとさえ思っている。
鉄は熱いうちに打て、
と言うが、
もし、
100球で、交代することなく、
心身共に、タフなピッチャーになっていたなら?
そして、
先発で、調子が上がらないときに、
リリーフではなく、先発として、
鍛え直していたなら?
帽子を直して投げる石田投手に関しては、
もし、
なら?
ばかりが、付いてくる。
FAで、チームを替わるか?
分からないが、
少なくとも、他のチームの評価を聞くことや、
ましてや、環境が変われば、
リセットして、
再スタートが切れるような気がするのと、
その時には、
アッサリと、10勝すると思う、
もちろん、先発で。
左バッターが、
絶対に打てないようなボールが有るのだから。
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終了後、権利の行使後初の報道陣の取材に応じ「ソワソワしています。なかなか僕の名前が挙がらないのでソワソワはしていますけど、いろいろな球団の声を聞きたいというのが一番なので、この権利があるときしかそういうチャンスはないと思うので行使しましたけど、僕がプロ野球の世界でどれだけの選手なのかは気になるところ」と明かした。宣言残留も認められている中で、決断のメドについては「正直、僕もどうなるかわからないので、何ともいえない。大事な決断になると思うので、しっかり考えて、僕一人だけのことでもないので、いろんな人の話を聞いて決めたい」と語った。