プロ野球の選手にとってさえ、
苦しい試合だった。
日本シリーズを通して、
全試合、
一時でも、
楽な場面がなく、
今日の試合も、
勝った東京ヤクルトにしても、
宗君に、ホームランが出たら、
逆転サヨナラ負けの、
延長12回裏。
ただ、
来シーズンは、
同じ試合をしても、
涙はないくらい、
強くなった、
と思う。
ところで、
20年ぶりの日本一は、
平均より少し下でも、上出来。
というのも、
映画 マネーボール の中で、
GMのビリー・ビーンさんが、
こう言ってる、
「金持ちのチームがいて、貧乏のチームがある。その下にクソがあって、我々がいるのはその下だ」
これは、日本でも同じで、
金持ちのチームは、
讀賣や福岡ソフトバンク。
1リーグ、6チーム、
両リーグで、12チーム、
つまり、6年に一度は、リーグ優勝、
12年に一度、日本一なら、
平均と言えるが、
金持ちチームが、平均よりも補強するので、
実際、
福岡ソフトバンクと、讀賣が、
その通りの、結果を残している中で、
東京ヤクルトの20年ぶりの日本一は、
単純平均の12年には、及ばないが、
「金持ちのチームがいて、貧乏のチームがある。その下にクソがあって、我々がいるのはその下だ」
という現実で、
よく頑張ったと言える。
因みに、
今回のセ・リーグ優勝は、
前回が、2015年で、
つまり、6年振りなので、平均だが、
金持ちチームが在る中で、
堂々たる成績。
今シーズンは、良いシーズンだった。
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ヤクルトが3勝2敗で迎えた27日、「SMBC日本シリーズ2021」第6戦は、延長12回に代打・川端が決勝タイムリーを放って2-1で勝利し、20年ぶりの日本一となった。
延長12回2死一塁、マクガフが宗を二ゴロに仕留めると、三塁側ベンチからヤクルトナインが飛び出し、喜びを爆発させた。マウンドに駆け寄る青木は涙を流していた。
さらに選手会長の捕手・中村も涙をぬぐった。そして高津監督を胴上げをする時には決勝タイムリーを放った川端、4番として1年間チームを引っ張った村上の目にも涙があった。そして高津監督の胴上げを終えると、山田も目を真っ赤にしていた。