シティバンクに続き、カナダ3位の銀行も韓国から撤退 | ハロー・ベースボール!

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「転職活動のメモと野球観戦記」から始めましたが、
ほとんど野球のことだけになっています。

当然のことながら、
銀行の仕事は、

集めた預金を、
預金利息よりも高い金利で、
お金を貸して、
利鞘を稼ぐこと、

だが、

貸す相手の信用リスクを、
キチンと把握できなければ、
利鞘どころか、

貸した元本も吹っ飛んで、
大損する。

国内でも、
信用リスクを把握するのは簡単ではない。

借りる方は、
お金を借りるために、
厚化粧をして、

中味とは、
全く違う見せ掛けを作るのは当然、

銀行は、
それを見破らなくてはならない。

それが、外国ともなれば、
さらに難しくなり、

さらに、
債権の保全など、
法律も理解していなければ、
簡単に、落とし穴に転落する。

それでも、
何故、銀行が海外に進出するか?

ハッキリ言ってしまえば、
既に、国内で、
信用リスクを把握して、

安心できる、
既存の取引先が、

大きな案件を持って、
海外に進出するのに、
乗っかる他は、
意味がない。

つまり、
そうじゃなければ、
やらない方が良い。

>おもに企業金融事業を展開してきた、

もいうのも、

ヴァ・スコシア銀行の場合、
韓国で、営業とは言っても、
韓国に進出している、
カナダ企業のサポートではなかった?

せっかく、韓国に進出したのだから、
などと、
余計なことを考えて、

韓国の企業を相手に営業するなら、
ウソや隠蔽を、
クリヤ出来た?

その信用調査だけでも、
大変なコストが掛かるのと、
そもそも、

どの調査情報が正しいのか?
それだけでも、
頭がおかしくなる、

そして、ハングル語の資料は、
英訳しなくては、
本部は読めない。

つまり、企業金融とは言っても、
取引先は、カナダの企業か、
せいぜいで、合弁。

カナダの優良企業に絡む案件ならば、
利鞘は薄かったハズ。

しかし、
韓国の人件費、オフィス費は、
既に高騰していて、

おそらく、
もう、逆鞘になっているハズ。

さらには、
政権の経済政策と、
コロナ禍の状況、
コロナ後を考えれば、

むしろ、撤退は遅過ぎるくらいだが
進出のキッカケとなった、
カナダの優良企業との、
お付き合いもあるので、

どうしても、商業銀行は、
投資銀行に比べて、動きが鈍くなる。

出来れば、
ゴールドマンサックスが、
撤退すると分かった時に、

すぐに真似して、
撤退しておけば、
と思った。

が、

日本の銀行は、
システムトラブルで、モタモタしていた、
それどころではない?

そんなだから、
システムトラブルも起こす。

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韓国シティバンクによるリテール(消費者向け小口金融業務)分野からの撤退に続き、カナダのノヴァ・スコシア銀行がソウル支店を閉鎖する。

金融委員会は10月末に定例会議を開催し、ノヴァ・スコシア銀行のソウル支店閉鎖を承認した。ノヴァ・スコシア銀行はソウル五輪の開催直前となる1987年にソウル支店を開設して以降、おもに企業金融事業を展開してきた。撤退理由はシティバンクと類似している。本社のグローバル事業戦略により、減益が見込まれる国からの事業を清算するというものだ。2010年以降、韓国から撤退した銀行も公式的には同様の理由によるものだった。韓国から撤退した銀行は、香港上海銀行(HSBC)、米ゴールドマンサックス、英ロイヤルバンク・オブ・スコットランド、スペインのビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行、スイスのUBS、豪州のマッコーリー銀行となる。金融業界では、政府による厳しすぎる規制や労働市場の硬直性も、これらの銀行による韓国撤退を後押ししたとみている。さらに韓国の金融グループの大型化もある。通貨危機以降、合併・買収(M&A)などで大型化した韓国の金融グループは、リテールと企業金融で確固たる地盤を築いている。