選ばれると思っていたら、選ばれた。
良かった。
実は、毎夏秋、磐城高校の動向は、必ずチェックしてきた。
甲子園からほど遠いところで低迷していた時期もあったが、
ここ数年は、惜しいところまて来ていた。
それでも、東北地区はセンバツ2校、
仙台育英、八戸光星、花巻東、盛岡大付など、
常連校を打ち破るのは、そう簡単ではなく、
いつも、残念に思っていた。
磐城高校の野球、
自分は磐城高校ではなかったが、
磐城高校を卒業された方々から、指導を受けた。
自分の守備は下手だったが、
この本の表紙?
と思われる大先輩には、
マンツーマンで、守備を教えていただき、
それまでとは、全く、違う自分になることが出来た。
同時に、今まで、何を遣っていたのかとも思った。
そして、
正直、もっと早く、
こういう指導を受けたかったとも思った。
磐城高校の野球のDNAを、少しでも分けて貰えて、
嬉しかった。
甲子園に行きたくなった。
星稜、日本航空石川、東海大相模と当たれば、一石二鳥、
かなり、31分の3なので、確率は高い。
あっ、先輩方々、おめでとうございます。
第92回選抜高校野球大会
(3月19日から13日間、甲子園)の出場32校を決める選考委員会が24日、大阪市の毎日新聞
大阪本社で開催され、戦力以外の要素を加味する21世紀枠
で磐城(福島)が選出された。
吉報が届くと、磐城ナインは喜びをかみしめ、校内で拍手が起こった。木村監督は「とにかくうれしい」と声を詰まらせた。1971年夏の甲子園で準優勝した文武両道の進学校が選抜への切符を手にした。
昨年10月、学校がある福島県いわき市内は台風19号による大雨で多大な被害を受けた。当時は東北大会が岩手県で開かれており、選手たちは1回戦に勝って市内に戻ったタイミングで被災した。
学校のグラウンドは浸水。自宅が断水した部員もいた。岩間主将は「家も車も水につかってひどい状態だった。この状況で(大会に)行っていいのかという戸惑いもあった」と振り返る。支えは木村監督の「自分たちにできるのは、試合に勝って地域の人たちに元気を与えること」という言葉だった。逆境の中で東北大会2回戦にも勝ち、8強入りを果たした姿などが評価された。
東北大会後、部員は被災した介護施設などに出向き、泥の除去や荷物運搬などのボランティア活動を行った。被災者からは感謝の言葉をかけられた。岩間主将は「多くの人に支えられ、野球ができていると感じた。勝利という形で勇気を与えたい」と誓った。選手はわずか19人。持ち味の守りから攻めに転じる野球で被災地に元気をもたらす。(