ジャパンディスプレイ、石川に中小型液晶パネルの新工場建設-米アップルが資金提供へ | ハロー・ベースボール!

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経済効果、北陸新幹線だけでないがやわ。


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ジャパンディスプレイ(JDI)が米アップルの要請を受け、スマートフォンなどに搭載する中小型液晶パネルの新工場を建設する検討を進めていることが、19日までにわかった。立地場所は石川県で、2016年に稼働する計画。2000億円超と見られる総投資額の多くをアップルが負担する枠組みで最終調整している。パネルはアップルに優先供給するが、専用工場にはしない方針だ。



JDIは東芝、ソニー、日立製作所の中小型液晶パネル事業を統合して発足した。12年4月の事業開始以来、初めての新工場建設となる。ただアップルは台湾・鴻海(ホンハイ)グループとも交渉しており、パートナーがJDIに決まるかは流動的だ。
JDIの計画では、石川県白山市の遊休地を取得し春にも着工する。LTPS(低温ポリシリコン)を使った高精細液晶パネルを生産し、まずアイフォーンの16年モデルに供給する。生産能力は、第6世代(1500ミリ×1850ミリメートル)のガラス基板で月10万シート弱になる見通し。将来は有機ELパネルの生産も視野に入れる。
JDIの液晶パネルの生産能力は限界に近づいており、新工場建設のタイミングを探っていた。アップルの資金提供を受ければ低リスクで能力増強できると判断した。現状ではJDI、シャープ、韓国LGディスプレイの3社それぞれが、競い合う形でパネルをアイフォーンに供給している。新工場建設で頭一つ抜け出すJDIが、中小型液晶パネル業界を主導する構図となる。