2012年 プロ野球順位予想 セ・リーグ | ハロー・ベースボール!

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「転職活動のメモと野球観戦記」から始めましたが、
ほとんど野球のことだけになっています。

横浜DeNAを4位以上に予想した評論家と呼ばれている人たちは居ない。

腹は立つが仕方ない面はある。


オープン戦の投手の防御率は良いが、①イニングが短く、打たれる前に引っ込んだ、②そもそも1年続くはずがない、などなど、オープン戦ほどは良くないと思われるのも分かる。


攻撃も足を前面に出しているが、レギュラー経験のない梶谷選手の出塁を封じてしまえば、そこまで。荒波選手も、出塁できるだろうか?チーム打率が2割1分だけが残る。

さらに、ラミレス選手は今後、故障を気にしなければならない。筒香選手は出直し、1年を通した力は不明。


これで3位以上に予想して、外れたときの恥を覚悟できる評論家は居ない。

もともと見えていない。いや、見えるほど見ていないとも言える。

特に何をやっているのか訳が分からなかったこの2年間の野球は、まともな野球観がオカシクならないないように見ない方が良いくらいだった。


まぁ、予想は良い。評論家を見返せば。


しかし確かに、それでも3位ギリギリだと思う。


1位は読売 ・・・ これだけ、お金を使って選手を集めたのだから、しかし、それだけの1位予想。¥36億円軍団¥の頑張りが加わるが、これが想定外の戦力アップ。寧ろ、懸念材料が多い。中継ぎは山口投手を除くと頼りにならない。抑えは久保投手、1年は持たない。キャッチャーは、もちろん阿部捕手だけ。内野手は弱点がハッキリしているM田選手を獲ってくれたので、あと小笠原選手を優先すると亀井選手など他の怖い選手が塩漬け状態。これは助かる。藤村選手は足を生かせるだけ出塁できるバッティングが出来ない。外野手はボウカー選手が打てなければ、というか、かなり厳しく攻められれば、長野選手と高橋由選手だけになってしまう。昨年以上に攻撃力が低下する状況で、DHのないセ・リーグで、ホールトン投手が長いイニングを投げることが出来るだろうか。


2位は東京ヤクルト ・・・ 選手が代わっても、故障しても、小川監督がなんとかする。抑えは、当面はバーネット投手。林昌勇投手は後半待ち。先発陣も頭数が居るので、故障が一人までなら乗り切れる。問題は打線。上田選手、田中選手の出塁率が悪ければ、他にカバーする方法があるが、畠山選手が肝心なところで打てるか?それだけで決まる。


位が広島 ・・・ 昨シーズン前半、3位争いと経験して、後半は故障者で超失速。今シーズンはリセットして戦える。投手陣は、大竹投手と江草投手が大きい。打線は外人が打つか?最後まで機動力を続けることが出来るか?一番の心配は、サファーテ投手が1年を通じて活躍できるか?


そして、


横浜は4位 ・・・ シーズン最終戦、勝てば3位、引き分け以下で4位と言う試合で、延長10回に相手チームの引き延ばしに合い、引き分け。1988年10月19日川崎球場を思い出す涙の4位。しかしこれで、ムードは盛り上がり、2013年に1998年以来の優勝!かどうかはともかく、もともと素質の良い選手が揃っている。これまでは起用する方に問題が在ったが、既に解消済み。投手で誰か抜け出し、打者では筒香選手次第で、3位が見えてくる。


位は中日 ・・・ 打てない。とにかく打てない。森野選手が少しくらい打っても、トータルでは昨年以上に打てない。投手は良くても打てないのはキツイ。チェン投手が居ると居ないだけでも違う。そして、落合前監督の徹底した起用と勝負勘も無くなっているため接戦を落とす。悪くても3位、というほど、各チームの力は大きく開いていない。一つ間違えるとあっという間に落ちる。

で、残るのは、


位が阪神 ・・・ 城島捕手が捕手でスタメンに入らない状況、ファーストにも入らない中途半端な状況が選手起用を難しくする。ブラゼル選手が昨年以上に打てても、若手バッターが頼りにならず、投手頼みになるが、藤川投手に登板チャンスを作れるか?この辺りはベテラン野手だけの状況が長く続くこととなった、フロントの補強と、監督の起用法のツケになってしまって、和田監督は、かなり厳しい状況で引き受けてしまった。開幕スタメンで城島捕手をファーストのスタメンから外せば、打者の育成のシーズンとも言えるが、何を優先するのだろうか。

予想は当たらないもの。


間もなく、2012年プレーボール。