横浜ベイスターズ 職務怠慢 | ハロー・ベースボール!

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「転職活動のメモと野球観戦記」から始めましたが、
ほとんど野球のことだけになっています。

これまで、何度もO花監督の采配では、点が取れないと書いてきた。

今日は、その中でも最低の部類に入る采配・・・もちろん、簡単に負けた。


今日の一番のポイントは、5回表の攻撃だった。

2安打で三者凡退の6回表ではなく、5回表。


何故か?


4回裏に中日が2点先制して、0-2で迎えた5回表。

先頭の武山捕手が2塁打。

ワンアウト3塁を作るために、代打を出すと思ったが、小杉投手をそのまま送り、そしてランナーを進めることなく三振。O花監督は、どのように考えていたのだろう?


①小杉投手なら、何とか送ってくれる?

②小杉投手が送れなくても、石川選手、渡辺直選手がタイムリーヒットを打つ?

③小杉投手は、これからローテーションの柱になるので、じっくり長いイニングを投げさせる?


セ・リーグ同志の対戦でもイースタンで打席に入らない投手が、1回2死満塁で、金城選手をねじ伏せた吉見投手のボールを何とかできるか?


その吉見投手から、思った通りにタイムリーが打てるか?そもそも、ここで 1-2 にしておかなくて、吉見投手から、4、5点も取れると思っていたのか?2、3点ではなく、4、5点にしたのは、4回裏の小杉投手の状況から、

そろそろ限界だったはずだが、O花監督の目には、まだ大丈夫に見えたのか?


ならば、小杉投手の育成に重点を置いたと考えるしかない。今日勝てば、最下位を脱出できる試合で、先々を見据えて、育成に重点を置くのは、余程、器の大きな監督だと、初めて思った。


最下位を定位置にしないためには、抜け出せるときに抜け出さなければ、簡単には抜け出せない。今日、中日に負ければ、1試合では抜け出せない状況に陥るが、そのような状況で、育成を優先したのは、ホントに大きな心の持ち主だと感心した。


ところが、5回裏で交代させたときには、全てがぶっ飛んだ。育成するなら、森野選手、和田選手まで投げさせるべきだが、タイムリー1本で、あっさりと代えた。


育成ではなく、勝つつもりだった?


だったら、何故、5回表に代打を出さなかった?

O花監督は、「何とかしてくれると思った。」と、よく言うが、これは、選手を信じているのではなく、職務怠慢。


阪神戦で、3-2と逆転した後の無死2塁、吉村選手がランナーを進められなくて、負けたことなど、スッカリ忘れてしまったようだ。


選手も、こんな采配にはついていけない。

勝ちたいなら、勝ちたいと分かる采配をしなければ、選手も試合を流すよりほかなくなる。


送るところで、しっかり送る野球をしなければ、監督の意図は選手に伝わらない。


話も分かりにくいが、采配は、もっと分かりにくい、というか、おかしい。


5回表、バントが上手い選手か、左バッターを代打に出したからといって、必ずしも得点できるものではないが、選手の意欲が違ってくる。もし、1点取っていたならば、6回表の村田選手の暴走は無かった知れない。もっとも、グスマンの肩が良いという情報は入っていなかったのだろうか?私でも知っていたが。分析野球は、何を分析しているのだろう。これだけ、打線が打てないなら、少なくとも対戦する投手を分析しているのではないが、相手の守備力も含まれていないようだ。


5回表をポイントとしたが、ホントは1回表がポイントだった。

相変わらず、渡辺直選手はバント。

結果的に、立ち上がり、コントロールが定まらなかった吉見投手に、ワンアウトをプレゼントしてしまった。選球眼のよい渡辺直選手なら、四球が取れていたかも知れない。


吉見投手からは、簡単に点が取れないのは確かだが、小杉投手が中日を、1、2点で抑える可能性は低いと思うが、相手、味方投手、状況に応じたバントなのだろうか。


6回表は、5回表とウラの流れが、焦りに現れただけで、滅多に出るミスではない。今日は、5回表が終わった時点で、勝敗は決まった。前日、雨に恵まれて、中継ぎ投手を休ませることが出来たので、5回ウラから継投が可能だっただけに、勝てない采配が悔やまれる。


小杉投手、前夜に名古屋に呼ばれたらしいが、よく投げた。

甲子園トンボ帰りの田中投手といい、滅茶苦茶。


終盤は、たった4点差で、中日投手陣に調整の機会もプレゼントした。


最下位から抜け出すことは容易ではない。

抜け出すべき時に、抜け出す采配が出来なかった。


試合の流れはもちろん、勝つ意思を見せることない采配で敗れた。

監督の職務怠慢で敗れた試合とも言える。


今度、最下位脱出の相手は讀賣。

ここで3連敗すると、5位チームは、ロサ・モタさんの背中になってしまう。