センバツ やっぱり変だった いいかげん | ハロー・ベースボール!

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「転職活動のメモと野球観戦記」から始めましたが、
ほとんど野球のことだけになっています。

変だとは思ったが、新聞の選考理由を読んでみて、いいかげんだと分かった。


慶應義塾に3-7で敗れた木更津総合ではなく、川口青陵だけが、関東・東京7校目の土俵に登っているが、その説明はなかった。千葉県の習志野が既に選ばれていたからだろうか。2校までは公平に選ぶのではなかったか。

川口青陵と早稲田実業の比較は、早稲田実業の方が、総合力が上と判断されているが、その理由は、安定した戦い振りと投手が二人居ることらしい。

戦い振りの差は、川口青陵が高崎商に1-6で敗れたことが安定感を欠いたとみられたみたいだ。これは、2校のレベルを比較したのではなく、レベルが異なる地区で、どういうスコアで負けたか、ということを比較しただけだが、いつの間にかレベルの比較に掏りかえられている。川口青陵を破った高崎商は、習志野に1-2で敗れているが、その習志野は決勝で慶應義塾に6-9で敗れていることから、連日連戦の大会であることを考慮すると、力は拮抗している。高崎商は、7-0で、日大を破っているが、その日大は、神奈川県大会で、1-3で慶應義塾に敗れたが、1-3というスコアは、慶應義塾にとって、秋の全試合における一番の接戦だったことから、高崎商は、かなりレベルが高いと思われる。選考委員は、その高崎商に1-6で敗れたことが、安定感を欠いていると判断したようだが、安定感を欠いているのは、選考委員だと思った。なぜなら、投手二人の早稲田実業が投手一人の川口青陵よりも甲子園で勝ち抜ける、という点も考慮されたが、

投手一人<投手二人=安定感

投手二人=甲子園で勝ち抜ける

甲子園で勝ち抜ける=選考理由

だったか。

以前、地区大会でゼロ勝の宇治山田商が選考されたときに、一人の投手が評価された。このときは、一人の投手で甲子園を勝ち抜けると判断したのだろうか。


1-6で敗れたことが安定感を欠くとなると、3-7で敗れた木更津総合は、安定感を欠くと言い辛い。

関東大会(決勝) 慶應義塾 9-6 習志野

関東大会(準決勝) 習志野 2-1 高崎商

関東大会(準々決勝) 高崎商 6-1 川口青陵

関東大会(1回戦) 川口青陵 6-0 文星芸大付(9回2死までノーヒットノーラン)

関東大会(1回戦) 高崎商 7-0 日大

神奈川県大会(準決勝) 慶應義塾 3-1 日大

東京都大会(決勝) 国士舘 3-1 早稲田実業

明治神宮大会 鵡川 11-6 日本文理 

明治神宮大会 鵡川  6-3  国士舘 

明治神宮大会 慶應義塾 6-0 鵡川

唯一の関東と東京の接点は、慶應義塾 6-0 鵡川 を通してものしかなく、今回は慶應義塾が別格ということで、東京のレベルが関東とそれほど変わらないと判断されたのかも知れないが、選考委員は全試合観ているわけではないので、自分の地区の思惑を通すためには、他の地区の選考に本心では異議があっても言わない構図が出来上がっていて、それが選考委員のステータスを維持しているように思える。

落選した学校が文句を言わないことをいいことに、地区大会を予選にしたくないなどと言いながら、客観性を欠く選考は辞めて、選考は21世紀枠だけにして、他は、地区大会を予選のように明確にして不公平を無くす方が、高校生には、分かり易い。