昨日と一昨日、企業研修の講師をしてきました。
IT系のトップ企業で、今期はこれで最後の回です。
今期の研修は30代前後の社員が対象ですが、
研修終了後、毎回必ず何人かから「進路相談」を受けます。
30という歳は、がむしゃらに仕事をしてきた20代を終え、
この先をどうするか、考える時期となります。
かくいう私も、自分の将来などを考え、31歳で2回目の転職をしました。
相談に来る方々に共通する気持ちを代弁すると、
「(人が羨む大手有名企業に勤めているのですが)、
今の仕事に物足りなさや漠然とした不安があり、
本当はもっと自分が活躍できる場があるのではないか。
この先これで良いのか考えてしまう。
正直出てみたい。けれども色々なものを捨ててまで転職できない。」
となります。
研修の冒頭に私のプロフィールを話すのですが、
私が新卒時に入社した外資大手企業から転職していることや、
前職で役員になっても自分で起業していることなどが、
「なぜ?」と彼らの目を引き、「色々なものを捨てて、やりたい事を貫いている」と映るそうです。
人が羨む大手有名企業に勤めても、
本当に自分がやりたい仕事につけるかは分からない
何がやりたい仕事なのかも分からない
という現実があるのです。
相談を受けた時、色々とアドバイスをした後、最後に私は、
「まずはゆっくりと時間をとって、自分の本当にやりたいことを考えてみてください」
と言います。
教育に携わる者として、自分の心の声に耳を傾け、やりたい事を明確にする。
そしてやりたい仕事につける。
そんな社会人を一人でも多く輩出したいなと思います。
社名であるブルームウィル・咲心舎の名前に込めた通りに。