政府は日本銀行総裁の同意人事について、国会への提示を来週以降に持ち越す方針を固めた。武藤敏郎副総裁の昇格を軸に最終調整しているが、武藤氏への異論が根強い民主党内の情勢をさらに見極め、提示の時期や内容は福田首相に最終判断を一任することにした。政府高官が26日夜、明らかにした。
政府は当初、今週中に提示する方向で調整を進めてきたが、新年度予算案をめぐり、今週中の衆院通過を目指す与党と、さらなる審議を求める野党が対立。武藤氏昇格の是非をめぐり、民主党の意見集約が進んでいないこともあり、「国会の混乱が予測される中での人事案の提示は得策ではない」と判断した。
民主党の小沢代表は26日の記者会見で、武藤氏について「大蔵省にいたときから私もよく知っているが、総裁として適当かどうかは別問題」と語った。一方の福田首相は同日、「本当に何の話もない。こちらもお待ちするしかない」と記者団に語り、民主党の出方を見守る姿勢を示した。
asahi.com
日銀も公務員みたいなもんだよね