ウクライナが2021年10月23日、ロシア人の住んでいる地域に自爆ドローン(バイラクタルTB2)を飛ばし、更に2022年2月19日、ミュンヘンでのヨーロッパ安全保障会議でゼレンスキー大統領が「ブタペスト覚書」の再協議、簡単に言えば「核を戻せ」とも受け止められる発言に端を発し、2月21日、プーチン大統領は24日ウクライナに特別軍事作戦をすると発表しました。
あれから2年半の8月24日、ゼレンスキー大統領はビデオ演説で国民に「団結すれば勝てる」と煽っている。どう考えてもウクライナがロシアには勝てない。国力の差は歴然である。
ゼレンスキー大統領のテレビから伝わる話を聞きながら、79年前の日本の大本営の発表と似ている。「一兵になるまで戦う。女、子どもに竹やりを持たせ米兵を討つ」と煽った。結果はどうだったか。
日本が半年早く降伏していれば東京大空襲も沖縄戦もなかった。いわんや広島、長崎に核が落とされることもなかった。
アメリカ、NATO(北大西洋条約機構)の応援を得て、辛うじて闘っているウクライナである。
今年3月、ローマ教皇が「国家と国民を守ることが大事だ。そのために降伏することは恥ずかしいことではない」と述べているが、戦争で犠牲になるのは、子ども、女性、お年寄りである。それぞれ世界でたった一つの命である。
ゼレンスキー大統領の演説を聞きながら、命の尊さ、重さを考える時、勇気ある撤退をすべきでないかとつくづく感じたものである。
現代の戦争に勝者も敗者もない。破壊、破滅が残るだけである。米国、NATOに支えられてのウクライナで、一にも二にも停戦、和平に向けて動くのがトップリーダーの責任ではないかと思う次第だ。
8時、千歳発で中標津空港に向かい、根室市で「第15回歯舞こんぶ祭り」に出席。例年参加しているが、今年は特別の思いで出席した。
ロシアの協力で、歯舞群島貝殻島で日本がコンブ漁を行っているが、灯台が修理のため、安全の観点から一時中断となった。
7月29日、モスクワでロシア連邦漁業庁のヤコヴレフ副長官に早期修理を依頼した。翌30日、ガルージン外務次官に会った際、「8月3日に修理が終了し、安全、現状確認し、操業再開になります」との回答を得た。
地元にとってタイムリーな話となり、今回のモスクワ訪問の成果の一つであった。
地元の皆さんも喜んで下さり、何よりだった。
昼の便で千歳に戻り、15時から札幌大通公園でウォーク&トーク(市民対話)を行う予定だったが、北海道マラソンで通行止めのため、札幌駅前で行う。16時から札幌大地塾。モスクワ訪問の報告、自民党総裁選挙等について話をする。
8月も末になり、北海道の朝・夕は秋の気配がしてきている。自然は正直とあらためて思いながら、自然の摂理に感謝するものである。
24日のコメント
とよさん、信頼関係を築き、交渉することです。
tokoton山の男さん、こんな事をさせた現場の責任者に、大きな責任があります。現場の説明を国民にすべきです。
ひでおさん、とんでもない出来事です。NHK予算は国会が審議して承認されます。事の次第をしっかり国民に説明させなければなりません。
松村訓明さん、共産国家の在り様を示した事件です。私は中国がそれなりの対応をしてくると見ています。しばらく様子を見たいと思います。
※第15回歯舞こんぶ祭り
※札幌駅前でウォーク&トーク(市民対話)
※札幌大地塾