昼過ぎ、羽田に到着。早速、関係者から日ロ関係の正しい事実関係を教えてもらったり、アドバイスを戴いた。
私の訪ロ中、元島民の北方墓参についてメディアが反応し、それに林官房長官、北村外務報道官が記者会見で述べている。
林官房長官の会見を聞いて大丈夫かという思いである。私本人に確認もしないで「鈴木議員の発言の一つ一つにコメントすることは差し控えます」と言っているが、ならば話すなと言いたい。本当に日ロ関係を考えるならば、私に事の事実を確認すべきではないか。
林官房長官より政治家として13年も早く国会に出てきて、誰よりもロシアと向き合ってきた私である。
官僚の書いたメモを棒読みする前に、事実関係をしっかり調べ、その上でものを言うべきではないか。
この程度の頭作りで日ロ関係が良くなることはない。ロシアは日本の一方的敵対的行動に強く憤っている。国益を損ね、墓参ができない状況にしたのは政府の姿勢がもとではないか。
「政府としては元島民の方々の切実なるお気持ちに何とか応えたいという強い思いを持ってロシア側に対して、特に北方墓参に重点を置いて事業の再開を引き続き強く求めて行くということでございます」と述べているが、何回も聞いた表現である。
「今の状況で進むと思っているのか。なんとも無責任な言葉の遊びだ」と高名なロシア専門家より厳しい指摘と、さらに「やる気のない姿勢だ」との更なる批判が届いた。
読者の皆さんはどんなお受け止めだろうか。
7月31日のコメント
虚無僧さん、私は私の立場で頑張って参ります。
ひでおさん、戦後最悪と言われる日ロ関係です。こんな時だからこそ誰かが繋いでいかなくてはなりません。
さださん、ウクライナ戦争はどこかで終わります。その後のことを考えるのが責任ある政治家と心しております。
tkjさん、無事帰国しました。
tokoton山の男さん、林官房長官の官僚の作ったメモを読み上げて本当に国家・国民のことを考えているとは思えません。
松村訓明さん、いつも有難うございます。今、批判されようとも、5年後、10年後「あの時、鈴木宗男という政治家がいた」と言われれば本望です。
uiaさん、連邦院副議長のコサチョフさんは尊敬に値する立派な政治家です。
※7月30日、コサチョフ連邦院副議長と会談
※ガルージン外務次官(前駐日ロシア大使)と会談
・ジョスキー第3アジア局審議官(右)、アダモビッチ一等書記官(左)と
※外務大臣会談が行われるロシア外務省の別館
※会談後の日本特派員、ロシアメディアの取材