沖縄で米軍の性的暴行事件が起きたにも関わらず、県に報告がなされず、昨日、沖縄県の玉城デニー知事が上川陽子外務大臣に抗議している。

 沖縄県警が摘発した米軍人らによる事件のうち、発表されていない米軍関係の不同意性交などの事件が3件あったという。

 沖縄県警も那覇地検も「被害者のプライバシー保護」を理由に事件を公表しなかったというが、黙っていることで次の事件が起きるのではないか。

 「プライバシー保護」というが、被害者の名前を出すわけでもないのに、何のためのプライバシー保護か。逆に事件が多発している事実をどう考えているのか。何とも無責任な対応である。

 アメリカに何故黙っているのか。「日米同盟」というなら、はっきりものを言うべきでないか。アメリカに遠慮する姿勢が沖縄県の人権を踏みにじり、被害の連鎖に繋がっている。

 駐留米軍の70%以上が沖縄に集中している。平和の配当は等しく日本全土で受け入れるべきだと私は考え、村山富市総理がクリントン大統領との首脳会談で決めた「一.読谷村でのパラシュート降下訓練の廃止、二.那覇港湾の浦添港移設、三. 県道104号線越え実弾射撃訓練の本土移設」、いわゆる沖縄3事案のうち、一、二は問題なかったが、三の本土移設は村山総理の地元、()出生(じゅう)(だい)演習場で受け入れると思っていたら、時の村山総理も衛藤征士郎防衛庁長官も自分の選挙を考え、受け入れなかった。

 私は、それならば私の地元の矢臼別演習場で受け入れようと、当時の別海町佐野町長の絶大なる協力を得て推し進め実現した。

 政治家として、沖縄県だけに負担を押し付けるのは公平でないと考え、この私の行動だった。

 こうした歴史を振り返りながら、今回の沖縄を蔑視したような、何よりも沖縄に寄り添わない態度に、私は憤りを覚える。

 先の大戦で最後の本土決戦となり、20万人の犠牲者が出た。戦後27年間、米国の施政権下にあり苦難の歴史を歩んだ沖縄である。

 私は少しでも沖縄県民の声、思いを強く代弁して参りたい。

 

3日のコメント

 富士筑波隅田川さん、矯正現場で緊急に必要なことは言って下さい。すぐ対応します。

 ひでおさん、都知事選挙で公職選挙法の盲点が明らかになりました。すぐ対応しなくてはなりません。今津市長のリーダーシップを評価します。

 tokoton山の男さん、リーダーの資質、重み、価値をつくづく考えさせられました。今津市長を称えてやみません。

 ジェファンさん、そうなのですか。

 さださん、選ぶ側の責任が伴うのも民主主義です。

 エセすすき(leastpark2)さん、どの時代もそれぞれに立派な方がおられたことに感謝の気持ちで一杯です。

 小雪さん、旭川は自然に恵まれた、文化に富んだ素晴らしい都市です。広瀬さんのいじめによる自殺、今回の橋から川に落とした殺人事件、あってはならないことが起きました。旭川のイメージを壊す出来事です。旭川の良さを訴えて参ります。