今日は、防衛庁・自衛隊が発足してから70年の節目の日である。

 70年前、初代防衛庁長官は木村(きむら)(とく)太郎(たろう)氏であった。

 1954年(昭和29年)あれから70年、戦後11年経った1956年に「もはや『戦後』ではない」という表現が使われ、国家予算が一兆円となった頃である。

 いまや国家予算は120兆円を超え、世界に目を向け、国際貢献、日本の姿を示している。大きな変化を感じながらも戦後一滴の血も流さない、平和日本の姿を歩んできた。

 自衛隊は国家国民のためにあるが、平和の二文字をしっかり胸に刻み、更なる国際貢献を果たし、国際社会の中で名誉ある地位を築いていくことが大事である。それには政治の安定が不可欠なのは言うまでもない。

 2021年、旭川市で中学2年の女子生徒が凍死した問題で、旭川市長直属の再調査委員会は「いじめが自殺の主たる原因であった可能性が高い」という報告書を今津寛介市長に提出した。いじめと自殺の因果関係を初めて認めた。

 西川前市長時代の報告書では、「自殺といじめ」の因果関係は、「不明」となっていた。この点、今津市長になり、市民目線でしっかり対応した結果、「いじめが存在しなければ自殺は起こらなかった」と結論づけたことは極めて大きなことである。

 旭川市と教職員組合が一体となって、前市長時代の調査結果から民主的手続きによって広く意見を聞き、事実関係に基づいて報告書が出されたことの意義は計り知れなく重いことである。

 再び、広瀬さんのような悲しいことが起きないためにも今津寛介市長のリーダーシップを評価したい。

 

30日のコメント

 チョモ・ラン・マーさん、直接トップを選ぶやり方は分かりやすいですが、その時のムード、流れに引きずられます。その点、国民が選んだ国会議員が総理大臣を選ぶ日本のやり方は安定性があります。

 ひでおさん、自衛隊は国家国民を守る精強組織です。憲法で違憲と言われぬよう、明記しなくてはなりません。

 Kenjiさん、今の時代、地球環境一つ見ても全ての国が協調して、はじめて地球が守られます。アメリカ一カ国で世界が廻っているのではありません。

 tkjさん、出る杭は打たれる。では出過ぎるとどうか、抜かれてしまいました。

 松村訓明さん、前市長で真相がうやむやだったことが、今津市長になり世に明らかになりました。リーダーの姿勢が重要です。

 tokoton山の男さん、79年前、日本が半年早く降伏していれば東京大空襲も沖縄戦も広島・長崎に核が落とされることはありませんでした。ウクライナは歴史に学ぶべきです。

 さださん、リーダーは孤独な立場です。そこで決断するところにリーダーの何たるかを知らされるのです。