11時から石狩市にある石狩湾新港開港30周年の式典が開かれた。この式典で石狩湾新港建設に何の努力もしていない税関、検疫所、出入国管理の役人が次から次に祝辞を述べ、日本は官僚、役人に重きを持つ価値観が地方にまであると改めて思った。

 祝賀会で国会議員の挨拶となったので私はズバリ石狩新港を作る時に「税関、検疫所、出入国管理の役人がなんの協力、努力をしたか。昭和45年『北海道総合開発計画』に石狩に港を作ると決まり、昭和48年から工事が始まり、昭和57年ソ連(当時)から木材を積んだ船が入り、石狩港がスタートした。当時、私の師匠中川一郎先生が大蔵政務次官で、地元の国会議員の要望を受け尽力したものだ。こうした歴史の経緯を考える式典であってほしい」と「何もしない者が、港が出来上がって何年も経ってから仕事に就いたに過ぎない。『産みの苦しみ』という言葉があるが、今日の式典を企画した人たちには、先人の尽力をしっかり頭に入れてほしい」と苦言を呈した。

 官僚主義、官僚支配という言葉が躍るが、こうした式典から(はん)を示していかなければならない。しっかり指摘をして参りたい。

 昨日、新桂沢ダム竣工式で斉藤国交大臣が祝辞の中で「ダム完成は地権者の皆様のご協力のお陰」と冒頭に触れられた。

 ダムにしても、道路にしても大きな事業には先祖代々の土地を提供してくれて工事が進められる。

 ダム、道路の式典ではどこでも「地権者の皆様のご協力を得て」が必ず入ることになっている。

 この言葉も私が橋本内閣の大臣の時、担当者に指示し、今に至っている。国民の税金を使って事業を行う場合、国民本意であることを今日は改めて思いを新たにした次第である。

 

9日のコメント

 僕の癒着性くも膜炎との熾烈な闘いさん、戦争には双方言い分があります。先の大戦でも日本が仕掛けましたが、日本の言い分がありました。一にも二にも停戦です。話し合いの機会を作ることが一番です。

 ひでおさん、いつも歴史をご紹介戴き参考にしています。

 yuさん、お互い元気に働いていきましょう。

 takashi-k51さん、G7サミットで岸田総理が男をあげるチャンスです。「日本の二の舞をウクライナにさせたくない。いや、してはいけないのだ」と強く主張してほしいものです。

 さださん、一滴の血を流さない国が武器を送り兵隊を訓練する頭作りでは戦争が長引くだけです。止めらせる道をとらせることが一番です。

 松村訓明さん、これまでのウクライナの言動はミサイルの着弾についても事実でありませんでした。ウクライナが国として全うであるかどうか、いずれ歴史が証明することでしょう。


※石狩湾新港開港30周年式典