シンガポールで開かれていたアジア安全保障会議(英国国際戦略研究所主催)に出席したゼレンスキーウクライナ大統領が記者会見し、今月スイスで行われる平和サミットに欠席する中国を批判している。

 自分に都合の良い人は「善」で、(したが)わないのは「悪」と決めつける判断はいかがなものだろうか。

 平和サミットはウクライナが進めているものだが、各国がそれぞれ判断することで、出席しないからと言って一方的に批判することに違和感を覚える。

 一にも二にも停戦である。ウクライナがロシアに勝つことはない。いや、勝てない。

79年前、日本が半年早く降伏していれば東京大空襲も沖縄戦もなかった。いわんや広島、長崎にアメリカが核を落とすことはなかった。日本の悲惨な歴史の教訓をウクライナは考えるべきである。

 戦争には双方言い分がある。子供の頃、学校で喧嘩をしたら先生は「喧嘩両成敗だ。先に手を出した方が悪い。もっと悪いのはその元を作った方だ」とよく言われた。

 4年前、10月23日ロシア人の住む地域に自爆ドローンを飛ばし、一昨年2月19日ヨーロッパ安全保障会議でブタベスト覚書の再協議、核を戻せとも受け止められる演説をゼレンスキー大統領が行い、2月24日の侵攻となったのではないか。

 それぞれ世界でたった一つの命である。亡くさせてはならない、奪ってはいけない命である。

 3月ローマ教皇が言われた言葉をウクライナは考えてほしい。「降伏することは恥ずかしいことではない。国民の命と国家を守ることが尊いのである」このローマ教皇のメッセージをウクライナ、米国、NATO諸国の首脳はしっかり受け止めてほしい。

 来週イタリアで開かれるG7サミットで岸田総理が停戦に向けてリーダーシップを取るべきである。

 5月14日に岸田総理に直接話したが「乾坤(けんこん)一擲(いってき)」の思いを持って世界平和に向けての役割を果たしてほしいと願ってやまない。

 昨夕、千歳から稚内に飛び後援会会合を行い、今日は8時から稚内市内挨拶廻りをし、11時15分稚内港からフェリーで利尻島に向かう。

 14時から「令和6年度全国離島振興協議会通常総会」に出席。北海道の離島で行われるのは奥尻島で開催されてから28年振りである。

 昭和28年に離島振興の組織ができてから71年になる。離島に住む人たち、離島を抱える自治体にしっかり寄り添って参りたい。

 夕方、利尻空港から札幌丘珠空港に出て千歳空港から帰京。

 

2日のコメント

 ジュゲムさん、情報の開示、透明性が一番です。

 ひでおさん、歴史の積み重ねで今日(こんにち)があります。いつも貴重なコメント有難うございます。

 さださん、北海道は「青い大空と広い大地」です。

 松村訓明さん、一にも二にも停戦です。G7で唯一武器を送っていないのが日本で、仲裁に入る資格があります。この立場を()かすべきです。

 僕の癒着性くも膜炎との熾烈な闘いさん、もともと兄弟同様の国家同士でした。アメリカによって親米政権ができてからおかしくなってきました。

 タコ八郎さん、政治資金届出は1年ごとです。それが政策活動費が何で10年なのか理解できません。