一昨日の法務委員会で小泉法相に大阪不動産会社プレサンスコーポレーションの事件、河井克行元法相の買収事件等、検察の問題について(ただ)した。

 小泉法相は、法務大臣は一般指揮権は行使できるが、個別案件では指揮できないと逃げの答弁だった。

 どこの世界に自分の部下が間違った判断をしたら注意したり処分されるのが世の中当り前のことである。

 大阪不動産会社プレサンスコーポレーションの事件でも担当検事が逮捕は見合わせたほうがいいと進言しても上司が耳を貸さず恫喝、脅迫によって虚偽の供述調書を作り事件化し、結果としてなんと一審で無罪となった。こうしたことを放っておく組織は組織として正しいだろうか。すぐ事実を調査するのが法相の役目ではないか。

 また、河井事件でも市議会議員に不起訴を示唆し、供述誘導をしたことが明らかになり、最高検の観察指導部にかかり調査し「供述誘導」があったことが明らかになった。

 これも当然、大臣は事実をしっかり調査するのが大臣の責務ではないか。官僚の作ったペーパーを読み上げるだけでは何のための大臣かと次の委員会でも(ただ)して参りたい。

 部下の不祥事を他人事(ひとごと)みたいにとらえている姿はあってはならない。悪しき権力を質すために私は私の経験を踏まえてしっかり対処して行きたい。

 次の委員会が楽しみである。

 16時から東京大地塾を開催する。平成22年11月25日から始まった大地塾は今日で150回目となった。参加して下さる皆さんのお陰で心から感謝したい。継続は力であり、これからも続けて参りたい。

いつものように佐藤優さんから「イラン大統領の死去、プーチン大統領就任演説」というテーマで、お話を戴き、質疑応答する。YouTubeでも流れているので、見て戴きたい。

 

29日のコメント

 ジュゲムさん、そうです。透明性、情報開示「入り」と「出」をはっきりさせると国民の受け止めは違って参ります。

 ひでおさん、投票することが大事です。政治家はその都度、都合よく対応することがあります。小池知事が本当に「心」を持ってのメッセージか?です。

 谷口ダイゴさん、「人生出会い」です。「生涯の心友」松山千春さんと「生涯の戦友」佐藤優さんです。

 さださんのおっしゃる通りです。

 僕の癒着性くも膜炎との熾烈な闘いさん、いつも有難うございます。政治家である前に一人の人であれと若い政治家に話しています。


※東京大地塾








※28日の法務委員会